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12月19日(木)18時30分から行われた、花組東京宝塚劇場公演『エンジェリックライ』新人公演をライブ配信で見ました。
私は大劇場の新人公演は現地で観られたので、違いや成長が楽しみでした。
私感ですが、ムラでは主演コンビが自らの持ち味に近いところで演じてたように感じました。(つまりあまりヅカヅカしくない)
ご本人たちの意識はどうあれ、フェアリーさよりは生々しいところが得意な印象のみそまると夢ちゃんですから。
で、東京。
大劇場の新公よりも「宝塚歌劇」に寄せて演じてた気がしました。
ヒロイン・エレナ/夢ちゃん
「宝塚歌劇」に寄せたと思ったのは、特に初音夢ちゃんのエレナ。
父との関係でアザゼルと言い合いになるシーン。
「会わない方がいい」と言われてムラではギュイイイイイイイインと音がしそうなくらいにギアが上がり、アザゼルにシャッターを下ろしたのを感じた。
それが東京では「対・男役としての娘役」としてのエレナになって、「対話」の範疇になった。
どちらが面白いかでいえば個人的には前者(ムラ)なんだけど、宝塚の正解としては後者(東京)なんだと思う。
夢ちゃんは歌も上手くなったような。
そして序盤の「さよーなら!」のコミカルなところもムラよりハマってた。
実力が増すとともに、「娘役」へのチューニングが上手くなった印象です。
それでもラストのワンピースでみせた細マッチョすぎる二の腕が、夢ちゃんの愛と根性の娘役ぶりだなぁ。
主演・アザゼル/みそまる
主演のみそまるもビジュアルからくる少年みが強い男役さんですが、それを脱却しようと頑張ってるのかもしれない。
そう感じたのは、蹴る時のオッルァー!な言い方とか、荒々しさを足してきたように思えたからです。
みそまるは最初の歌こそ緊張が感じられましたが、基本的には高い実力を持つ人。
歌に芝居に立ち回りにと安定した舞台を見せてくれました。
ラストは客席からの退場で、そこから本舞台へダッシュで戻り、新公主演のご挨拶。
肩で息をしながらも表情は平静を保つ。男役としてのかっこよさを見せようとしてくれているのでしょう。
ご挨拶ではラスト新公となる1期上の104期生への感謝も。
とてもしっかりしたジェンヌさんです。
他いろいろ
・天帝のれいん。新公の長長さんです。
美しく、存在感もあり、天界一の立場ながら飄々ととらえどころのないさまを演じられるのはさすがです。
ご挨拶のときはおヒゲがピロピロしちゃったのはご愛嬌ですね。これも経験。
・ルーナの真澄さん。リボンでの戦いが上手くいってよかった。
濃さ、怖さもじゅうぶん。
・情報屋トトの珀斗くん。やっぱり上手いですね。
・ミケーレ神父のりりーたんは、それ以外でもやはり目を引く。ビジュアルいいんだよね。
・ファビオの光稀くんも目を引くビジュアル。
・フェデリコの夏希くんの任せて安心な感じはすごい。
・アズラエルあわちゃん。老けメイクはせず可愛いけど、ムラよりは(役として)お固い雰囲気が出てたような。
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