『All for LOVE』を見たんだ・4

星組公演感想,星組

愛ちゃんのDS『All for LOVE』の配信感想の続き。

愛を込めて…

まずは『エリザベート』から「愛と死の輪舞曲」愛ちゃんのソロで、男役ダンスもあります。
愛ちゃんトート、めっちゃ見たいわ!!
エロール様とかロミジュリの「死」とかを経てのトート閣下はさぞかっこよかろう。

『ロミオとジュリエット』「いつか」は愛ちゃんとほのかのデュエット。
あとのトークで語られますが、主演コンビの代役だった2人なんですね。
ほのかのハケ方も美しい。

『風と共に去りぬ』「さよならは夕映えの中で」は愛ちゃんのソロ+カゲコーラス。

そして『華麗なるギャツビー』「朝日の昇る前に」と宝塚の名曲が続きます。
朝日を浴びて生きているかのような愛ちゃんの姿でした。

トーク(愛ちゃん)

『ロミオとジュリエット』の「死」を演じたときに「トートを見てみたい」というお客さんの声をたくさんきいたのでやってみたのだそうで。
みんな思うことは一緒ですね。
トート閣下は一種男役の極みのような役だもんね。

ロミジュリは代役公演の役。

風共は最後の新公の役。
ベル・ワットリングを演じたが、男役としてレット・バトラーは演じてみたかったと。

「朝日の昇る前に」については、専科時代のロマンチック・コンサートがありましたし、諸先輩と舞台を務めた。今の心情とも重なる、と。

そして「専科は辛くなかったといえばうそになる」という話も出ました。

「私以上に私のことを考えてくださるファンの方も葛藤したはず。
専科の8ヶ月間に巴里祭やロマンチック・コンサート、星組との出会いの『アルジェの男』。
その時間がなければ今の自分はないと感謝しています。
ロマンチック・コンサートでは諸先輩方のエネルギーを浴びた」

愛ちゃんの気持ちを聞けてよかった。
愛ちゃんもファンの方たちも異動発表時や専科時代は大きな葛藤の中にあったはずで、今の幸福な気持ちにつながったことを単純に「よかったねぇ」とは言いづらいものがあります。
それでも、専科時代を経て愛ちゃんは大きく強くなったように感じます。

星組ショーメドレー

『魅惑Ⅱ』「ネオ・エゴイスト!」は男役3人で。
サングラスをしたひーろー、さきっぽ登場。
愛ちゃんもサングラスをかけます。

『美麗猫』の主題歌は全員で。
猫手の愛ちゃんは豹かなにかのよう。

『夢は世界を翔けめぐる』主題歌は共演者の4人で。

フィナーレ

フィナーレは「愛」づくしです。
愛ちゃんによる愛のこもった愛のナンバーたち。

まずは「愛!」。
黒燕尾に赤いバラを1輪手にした愛ちゃんが登場しました。
階段上でのダンスが最高にキザです。むちゃくちゃかっこいいぞ。

途中から男役が合流。

「この愛よ永遠に」は愛ちゃんと娘役で。
青ドレスの娘役2人登場。
愛ほのかでデュエダン、いーちゃんは階段上で「ルルルル」と歌います。

途中から男役声でいーちゃんが「ダダダダ……宝塚フォーエバー」と歌うのはさすが元男役というべきか。
男役時代のいーちゃんもけっこう好きだったんだよね。懐かしいわ。

愛ちゃんとほのかちゃんは、いいコンビだわ……。
どっちも互いを見つめる目が理想的なほどに男役と娘役している。
2人とも、宝塚を、男役を、娘役を愛しているのを感じる。

そして愛ちゃんソロで「愛の旅立ち」で終了。

アンコール

白のドレス燕尾、裾に羽根をあしらっている姿で愛ちゃんが登場しました。

「今日強く君を愛す、昨日よりさらに深く君を愛す」と愛ちゃんのソロ、カゲコーラスつきでの歌。
『ラ・カンタータ!』の「熱愛のボレロ」です。

これは「ロマンチック・コンサート」で紫苑ゆうさんが歌っていた歌なのだそう。
「今の自分でどれだけできるかわかりませんが、男役の集大成として挑戦させていただけたこと幸せに思います」と愛ちゃん。

出演者全員が呼ばれてご挨拶をします。

さきっぽ「よく言葉にならない想いというのを聞くんですが、その瞬間を迎えました」
「楽しいとか嬉しいとかだけじゃないものが胸に来ています。
ここで学んだこと、エネルギーや思いを受け継いでいきたいです」

ほのか「愛さんは私にとって、愛情を大切にした娘役になりたいと思うきっかけを下さった男役さんです」

いーちゃん「愛さんの今までの想いや宝塚への想いがこもったDSの一部になれたこと、幸せな公演でした」

ひーろー「このDSに出させていただけたこと、幸せだったと感謝の想いでいっぱいです。
お客様への愛、舞台への愛など愛をたくさん感じることができて、まだまだ舞台にぶつけられることがあるなと勉強になりました」

愛「拍手をたくさんいただいて、宝塚が好きだという想いが伝わっているんだなと。
宝塚を愛する皆様との出会いが私の宝塚人生の財産です」

さきっぽ「今、五七五が浮かびました」「宝塚 愛さんあっての 宝塚」

さきっぽってキャラがめちゃくちゃ面白いな。五七五は紅さんがいた星組だからか?
かれのおかげで最後のディナーショーがかなり笑えるものになった。

ハケたあと、さらなるアンコールで呼びだされた愛ちゃんからご挨拶。

愛「自分の憧れた男役像、最後まで追求してまいります。皆さま最後まで応援よろしくお願いいたします。本日はありがとうございました」

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