
クリスティーナは安定の職人クリスティーナで。パルメニオンもいいけど、2幕の重臣のイヤな感じの小芝居がさすがだったわ。
アリストテレス先生お歌上手いなと思ったらまっきーだった。そりゃ上手いわ。
悪玉・アッタロスにみきちぐ。髪型、思い切ったな!!(もちろんカツラでしょう)
宝塚ってキラキラしい美男美女のイメージがあって実際に中の人はそうだけど、演じる役によってはけっこうすごいことやってくるよね。
小物なんだけど野心家でタチが悪いアッタロスの嫌な感じがすごく出てました。
アレクサンダーの父・フィリッポス王はひーろー。
妻のオリュンピアスには軽んじられてはいるが王らしさはある。しかし、若くて優しい女を求めてしまう弱さというか小ささというか……この「普通の男」の感じが泣けるのである。
たぶん軍を率いる王としてはすごーくダメなわけじゃないし、息子のこともなんだかんだ可愛いし、でも後妻の父・アッタロスに手玉に取られそうになってるし……というどうしようもない感じが……泣ける。「人間だもの」という言葉が浮かんだわ。
アレクサンダーの母、王妃・オリュンピアスの澪乃さん。怖くて良い。
オリュンピアスも人の心が聞こえる能力持ちで、ヘファイスティオンより豪胆な性格。
威厳があって、王を圧する迫力があって……。
上級生の娘役ならではの役でしたね。
今日も今日とて朝水パイセンと紘希くんの顔が良すぎた。いるだけで大事件が起きそうな麗しさだった。
若く聡明な紘希プトレマイオスはともかく、朝水アンティパトロスさん、たぶん枯れたおじさんの将軍だと思う。
だけど、澪乃さん演じる王妃・オリュンピアスと間違いが起きないのが不思議だったぜ……。
舞台化ということで、ヘファイスティオンが見る「死の影」が擬人化されたように娘役が演じる。
るりなちゃんとうらんちゃんね。真っ黒な衣装で登場人物に絡みつき死へいざなう。
るりなちゃんはダンサーだからよくこういう役が回ってくるわね。
今回も官能的で美しいダンスに脚線美でした。
終演後の天飛ご挨拶。
「今日は客席がキラキラっと…✨」
この日はキラキラした花組の極美くんとだいやがご観劇でした。
「明日は休演日です。こまめに休演が入るスタイルです。休憩をとって、後半戦も駆け抜けて参ります。明日は間違えて劇場に来ないように。本日はありがとうございました」
たしかに2~3日ごとに休演日があるわ。
働き方改革?(でも大劇場は大きく変わってないよね)


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