『愛の不時着』を見たんだ・1

雪組梅田芸術劇場公演『愛の不時着』ライブ配信を見ました。
12月28日(土)13時開演です。

感想雑感

原作は未視聴、北朝鮮側の主人公(あーさ)と韓国側のヒロイン(夢白ちゃん)とが恋愛する話らしいよ、という宝塚公式の作品紹介にあるレベルのことしか知らない。
ふだんも韓国ドラマなどは見ないので、「めっちゃコテコテのメロドラマかな」という雑な想像だけしてました。

そうしたら、第1幕で「え、コメディだったん?」と。
ユン・セリ=夢白ちゃんのパワフルなコメディエンヌぶりと、振り回されるリ・ジョンヒョク=あーさの据わった目のやりとりがおかしい。

1幕のストーリー自体はたいした盛り上がりがないので、主演コンビや回りの人たちのコミカルさ、可愛さを楽しみました。
ていうか、1幕ラストでユン・セリが韓国に帰るところで話が終わりそうでしたね。

で、2幕。
チョ・チョルガン=すわっちを中心とするシリアスパートに、1幕との温度差で風邪をひくかと思いました。これ、おんなじ作品か?
しかも急展開の連続で頭に「???」が浮かび、ぼやーっと見てたから見逃してたところや聞き逃してたセリフがあるんだろうなぁと思いつつ、もうちょっと丁寧に描いてくれよと……。

スイスでの兄へのピアノ曲やらメモやらってなんやっけ……。
そういやTwitterでユン・セリが以前スイスで死のうとしてたとか読んだなとか、解説にリ・ジョンヒョクが芸術学校出身だったと書いてあったなとか思い出したんですが。
ここ、もうちょっと丁寧にお願いします、中村B先生……。

あと急展開で死んじゃったク・スンジュン=せおっちとか、いきなり捕まってるユン・セリとか、「え、いつの間にこんな展開に!?」のオンパレードでした。
2回観たら「あ、ここで話してたわ……」とかいって、このびっくりも緩和されたのかなぁ。

あーさのご挨拶(キムチの坩堝のごとし)

さて、ライブ配信があったのはプレお披露目の千秋楽。
新トップスター・あーさのご挨拶があるのですが、

「(千秋楽の実感がなく)今なんでご挨拶しているのかわからない

的なことを言い出したとき、どうしようかと思いました。

そういや前トップスターの咲ちゃんも退団大楽で「なぜか今日で卒業なんですけど」とか言っておられましたね。
さらに、

「初日ご挨拶のあと、中村一徳先生にキムチって100種類あるんだと教えていただきました」
「初日は皆様を白菜やスパイスや壺などに喩えましたが、それぞれが立派なキムチです」
「皆様も一人前のキムチとして、これからも、立派に過ごしていたたければと」

迷言オンパレード。
韓国ものとはいえ、なぜ客席をキムチに喩えた。客席に混沌をもたらしました。
キムチって100種類あんねん、とアン・ミカ的な言い回しもしてましたね。

生真面目な舞台ととっ散らかったあーさのご挨拶にはだいもんの血筋を感じます。

配信では幕が下りた後も鳴りやまない拍手が聞こえるところで終了となりましたが、現地では緞帳前でもちょっとあったようで。
「俺のものになれ」という意味の「ネコハジャ」、聞き覚えがある言葉だなと思ったら宙組の『VIVA! FESTA!』でそういうシーンありましたね。
夢白ちゃんが宙組生時代の作品です。(たぶん関係ない)

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