『CASANOVA』感想・１

花組大劇場公演『CASANOVA』を観てきました。
2月23日（土）11時と15時の回。15時は阪急交通社貸切。

めっちゃくちゃ楽しかったです！

「内容がないよう」という噂もありましたが、別になくたっていい！
くそまじめな話で内容がなかったらたぶんこういう顔　( ´_ゝ｀)　にもなりますが、最初から「祝祭喜歌劇 」と謳われているわけですし。
すごーくポップで舞台がきれいで、音楽もよくて、場面が上手く切り替わってくので退屈してるヒマがない。

あと大事なこと。
みりおの歌と芝居が上手い。これがヘタだったらやっぱりダレると思う。

そして、１０００人の女と関係し、コメディレベルで完全モテモテ設定のカサノヴァを演じて違和感がないのがすごい。
みりおの美しさと女性への対し方によって「モテるのわかる！女たちがメロメロになるのわかる！」という説得力が出るんだよね。

仙名ちゃんのベアトリーチェはいいキャラ。
好奇心旺盛、猪突猛進。進歩的な考え方の持ち主。
知性と思い込んだらまっしぐらな性格によってカサノヴァを振り回す。

ほんと猪突猛進ガールなので困ったちゃんと言えなくもないんだけど、憎めない役作りをしてる。
（もちろんヒロインをこういう性格に描ける生田くんもえらい。生田センセイの作品からはミソジニーを感じなくてストレスなく観れるのよ）
それに、きれいになったなぁ、仙名ちゃん。

そして、こちらも大事なこととして仙名ちゃんの技術力がすごい。
特に歌。
みりおとトップコンビ二人そろって、歌を聴かせてくれる。

元々が楽しい作品だと思うんだけど、楽しいものを楽しめるものとして担保してくれるのは技術だわ。

というわけで明日もう１回観てきます。
美しくて楽しいもの万歳。