『タカラヅカスペシャル2018』感想・7
・第Ⅱ部の最初はタカスペ名物コンビシャッフル。
2018年の組み合わせはみりあー、べにきほ、たまゆき、だいさく。けっこうどのコンビも合ってた。
たまちゃんと仙名ちゃんは同期。
同期のトップ男役とトップ娘役が同時期に立つってほんとにレア。
仙名ちゃんが退団発表済なこともあって、ありがたさもひとしお。
歌い踊る「OKLAHOMA!」のレトロさが、2人の幼馴染のような関係性にしっくりくる。
かつては垢ぬけなかった二人が今や立派な紳士淑女になったのね。
コンビシャッフル、コンビごとにハケ方が違うの面白かったな。
みりあーはみりおが男らしく、べにきほは仲良さげに腕を組んで、たまゆきは信頼感を思わせる手つなぎで。
(だいさくは忘れた…)
・バウホールができて40周年ということでメドレーが。
わりと知らない曲がある。私がヅカファンになってせいぜい15年くらいだしやむを得まい。
それでもかれーちゃんの『ディーン』の「いつか」のように、演目は観たことなくても聞いたことがある曲はある。(「いつか」は、よく音校文化祭で歌ウマ男役に回ってくる曲ね)
・ひとこ(とわきさん)がとわとわ歌ってたのはネタなんだろうか。『永遠物語』の「永遠」という曲です。
・まこっつあんが「花吹雪 恋吹雪」を歌ったときの客席の空気感はすごかった。
きたああああああ!!!って感じ。
瞳子ちゃんを思い出すっていうのもあるけど、やっぱり歌わせても踊らせてもすごい。超プロ。
ただ歌い、ただ踊るのももちろんめっぽう上手いけど、踊りながら歌ってもブレないのがまこっつあんの凄さだ。
・『心中・恋の大和路』から「この世にただひとつ」をちなつとくらげちゃんで。
芝居心のある二人だからか、メドレー中の1曲とは思えないほどの世界が広がっていた。
この世のなにもかもを見切ったような無の表情で踊るくらげちゃんが素晴らしかった。
未練も怒りも悲しみもなく、ただ静かに、自分たちの世界だけが残ったかのように踊る。
死に近づいた梅川は、雪の精のようでもある。
音楽の中にあって、音を吸い込む雪の中にいるかのような、不思議な感覚があった。
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