『異人たちのルネサンス』感想・４
ムラで観た『異人たちのルネサンス』の感想の続き。
あんまり褒めてない。（一番褒めてないのは演出家だけど！）
・なにもそんなにイザベラ（ららちゃん）を嫌わなくても……と思うずんちゃんジュリアーノ。
ららちゃん可愛いじゃん！ ガンガンきて鬱陶しいかもだけど。
カテリーナ命で悲劇の王子様（王子じゃないけどな）やってるずんちゃんはかっこいいのだった。
白い男役の美しさに満ちてる。
それでもやっぱり「なに一人で『俺ってとっても不幸☆』ってやってんねん」と思うけど。
（ほんと田渕センセイには文句しかない）
・センター付近がクソ野郎ばっかりなのだが、クソオブクソ（言葉遣いが汚くてすいません）なはずのグイド司教（愛ちゃん）がマシに見える不思議。
なぜマシに見えるかって、ちゃんと「クソ野郎です」な設定がされてるからだな。
善人の皮をかぶってない、偽善者やってない、独りよがりや自己満足に陥ってない！！
まっとーに「クズ野郎です」と出てくるので、「うん、ウソついてないね。ほんとにクズだね」と私は安心するのだった。
グイド司教ったら、カテリーナに自罰の気持ちを植えつけて思いどおりに操るの上手いなー。
あーそうそう、こうやって人を心理的に支配する人っているよね。
そして愛ちゃん、こういう気持ち悪い役ほんと似合うなぁ。
にしても、カテリーナに目をつけるの早すぎだろう。
計画的犯行がすぎる。
・内面が伴ってないかっこつけマンなキキちゃんロレンツォ。
「言ってることかっこいいけど……だよね」と思ったことが何度か。
ついでに言えば、言ってることはかっこいいっぽいけど、過去に１万回は聞いたような「かっこいい（はずの）セリフ」なので、超ありきたり。
中身がガランドウですよ感がすごい。
ほんっと田渕ってこうだよねー！！と思うキャラを体現してくれました（もちろん褒めてない）。
あのハーフアップみたいな髪型は似合いすぎた。
キキちゃん美しいわっ。
ビジュアルはいいんだから、内面がもうちょっとある役だったらよかったのにね。
（あるいは、内面がなくてもそれをなんとかできる力量があれば……）
死んだと思ったら生きてたのはびっくりした。
・サライがレオナルドの「お相手」ポジじゃなかった。びっくりした。
まぁ、娘役のみねりちゃんに振られた段階で想像のつくことではあったのだが。
・路線男役（あっきーとかりくとか）の無駄遣いよ……。
