『デビュタント』感想・1

星組

星組バウホール公演『デビュタント』10月21日(日)11時公演を観てきました。
運よくサバキで譲ってもらえた! 最近の私のチケット運がヤバい(いい意味で)。

DSC_4968

・芝居はとってもハリーでした。
照明が控えめで、主人公は人生から距離を置いてて、「うん」って言う女の子がいて、変な召使がいて、ヒロイン(たぶん)がコミュ障ぎみで、恋愛よりは友情寄りで、心の声がふんだんにあって、謎の組織とか出てきて、「ミュージカル」の突然歌い出す人へのツッコミが入って。
ああもう、ほんとにハリーーーーーー!!!!!でした。

で、めっちゃ面白かったです。好きだわぁ。
良いマサツカです。『マジシャンの憂鬱』に近いかな。
舞台照明が暗くても、芝居が面白ければ寝ないもんです(と、昨日の大劇を思い出しながら言う)。

・めっちゃ宛書。
というか、登場人物とジェンヌさんの属性をかぶせてきた。

特にイヴとミレーユ。

貴族の生まれながら次男坊で期待もかけられずに育ってきたイヴには、同組同期でバリバリ活躍するまこっつあんをよそ目に、下級生時代はたいした扱いを受けずにきたせおっちの来歴とかぶる。

コミュニケーションが苦手で自分の世界に閉じこもっている貴族令嬢ミレーユには、美貌ゆえに抜擢されながらも舞台に「殻」や頑なさを感じさせる星蘭さんの居方がかぶる。

そんなに重ね合わせていいのかよ!?と思うほどでしたが、とにかくも面白い作品でした。

0

星組

Posted by hanazononiyukigamau