月組『エリザベート』感想・7

2020-12-26月組公演感想,月組

9月22日(土)(ダブル観劇)の感想の続き。

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本来、私の予定ではありルドルフは観れないはずでした。
ところが、みやちゃん休演の余波でありルドルフが観られることに。
ありちゃんのルドルフはおだちんの「代役」ではありますが、本公演役替わりもしているので実質「本役」です。だからといって「ありちゃんは代役騒動の中で楽ちんでいいなー」なんてことはないでしょうが。

・ありルドルフは評判通り病んでました。

おだちんルドルフがフランツの子供だとしたら、ありルドルフはシシィの子供。
さみしさが年々肥大して、さみしさに覆いつくされて「革命」という形で母を取り戻そうとしたルドルフ。
帝国や人民のことは基本的にどうでもいい。彼の革命は、親にかまってもらえない子供が、気を引くためにか問題行動を起こすのと基本構造は同じなのかもしれない。

あんなにベビーフェイスで一見ぽわーっとした、健やかに育った大きな子供みたいな雰囲気なのに、ときどき闇を匂わせてくるありちゃんは面白いな。

・シュテファン代役に彩音くん。
元が黒天使だからか、初回は顔色が……悪かった……。(れいこちゃん同様、元の役のメイクで出てた?)

彩音くんはけっこう目力強いというか、目がビカビカした感じのお人なので、なんかヤバい雰囲気のある革命家でありました。革命家っつか、テロリスト寄りというか。
きれいな金髪と色白の肌にいいとこの坊ちゃん感がありました。
(いいとこの坊ちゃん兼テロリスト寄り革命家って書くと設定てんこ盛り感半端ないな)

・黒天使代役は彩路くんだったそうです。
すんなりなじんでたなぁ。
黒天使ダンス大変だろうに、よく覚えたもんだ!
(新公も黒天使だけど、パートが同じとは限らないもんね)

「鳥と魚」の鳥さん代役に入ったのは蘭くん。
男役顔の子、というイメージだったんだけど、予想外にきれいで色気もあってびっくりしました。
もちろんめちゃくちゃ踊れるしね。
きれいなダンスだったわ。

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