『My Dear』感想・3
約1か月前に観たOSK版ミーマイの感想の続き。
・ジョージ役の楊さん(特別出演)。出てきたところからかっこいい。
存在感とオーラがすごい。
でもちゃんとおじさん。
ちゃんとダンディー。
しょっぱなから存在感とかっこよさに打ちのめされたのであるが、もちろん芝居もクソ上手い。
セリフは明瞭、端的な役作り。大人としての重みと、懐の深さ。
ビリーとジルに向ける目が優しい。
中の人のことは知らないけど、人間としての大きさとか深さとかを勝手に感じてしまう。
ソフィアに「告る」ことを決めたところの可愛さの塩梅も素晴らしかった。
崩しても芯が通っているから、品がある。
・ソフィア役の朝香さんも素敵だった。
むかーし観た、ヒロイン張ってたときの「女の子」的な役はぶっちゃけ辛かったんだけど、学年相応におばさまをやってるととてもいいなぁ。美人だし、スキルはあるんだし。
特別専科の重みが感じられる、いいお芝居でした。
朝香さんのソフィアにはかわいらしさと怖さと厳しさ、そして愛情があるのね。
ソフィアがエンターテイナー志望のビリーを受け容れないのには理由があって……というところも納得できた。
ていうか、ただ「育ちの違い」「身分の違い」だけで押し切らないところが現代日本の作品だなぁと思った。
ストーリーに整合性とか求めたがるらしいし。(私自身そうだわ)
・愛瀬くんの弁護士・アーネスト。
パーチェスターに当たる役柄なのでもちろんコメディ担当。
変なギャグも言ってたが、品があるのがいい。
ウケ狙いが前面に出ると冷めるんだけど、愛瀬くんはさらっと言ってくれるんだよね。
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