『MESSIAH』感想・6

花組,専科

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・みりおの元仲間の海賊=不動丸と多聞丸は最初はつかさとあれん君だった。
いかにもな海賊。強くて荒々しくて、粗野だけど実は気が良くて……という王道を行く主人公の「仲間」ポジ。
双子のようなニコイチ感があって、子犬がじゃれあうように一緒に育ってきたんだろうなぁ(でかいけど)。可愛い2人だ。

途中であれん君が休演して、多聞丸ははなこちゃんになった。
顔立ちはほんわかしてるけどなかなか油断ならない雰囲気がある。智将っぽい。
武闘派・不動丸と頭脳派・多聞丸のコンビだろうか。
色合いの違う2人。これは――おいしい。
熱と冷、赤と青、武と智。
あれんくんの休演は残念だが、コンビとしては代役バージョンのほうが「萌え」があるのだよな。
だいたい腐女子が好きなやつだ。(個人の主観です)

・はなこちゃんの多聞丸は頭よさそうで、物事を一歩引いて見てるイメージなんだけど、こういう人がリミッター外れたときって凄いよね。楽しげに戦ってた。

敵にまわすと厄介そう。

・油断ならない感じはヒロさんの益田甚兵衛も。

老獪でなくては自分も村人たちも守ることはできない。
役人たちに向かうところは、ただの好々爺ではない鋭さがあった。
ヒロさんの存在感はいつもながらすごい。

・瀬戸くんの渡辺小左衛門まだ戦国の世を引きずってる。いざとなったら刀を抜くという気概が強い。
勝家に抗うため、寇上がりのみりお四郎を自分たちの身内にしようとするところがほんと賢い。昨日の敵は今日の味方ですよ。

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