スパニッシュの場面。
闘牛士・マノレテと、彼が愛した女優ルペ・シノの物語をフランシスコが語る。
ショーだけれど芝居の要素が強い場面です。
さて、ちなつが出てきてマノレテ=みりおについて語り始めたとき、なぜか私の脳内では
「ルペ・シノ=ちなつなんだな」
となっておりました。なんでや。
仙名ちゃんが出てきて「あ、んなわけなかった」と修正されるのですが、なぜか3回観て3回とも「ルペ・シノ=ちなつ」モードから脳内ストーリーが始まるから困ったもんです。そういう回路が出来上がっちゃってるんだろうなぁ。
簡単にいえば腐脳です。
夏が脳を狂わせる……!
闘牛士・みりおは素敵。
……なんだけど、あのピンクの靴下はどうなの?ああいうもんなの?
あれだけ変だと思うんだけど。
ちなつの何やらせても安心な感じがすごい。そして芝居の月組育ちだなぁと思わせる、芝居巧者ぶりと落ち着き。
仙名ちゃんが美女やってる。
マノレテと運命の恋をする女優。
途中で「寝てる場合じゃないよ仙名ちゃん!」ってつっこみたくなったよね。
寝姿はスカートのはだけ具合にどきどきしました。いや、そんな乱れてはいないんだけど。
そしてマイティー。
牛のすがたをかたどった「死」のような存在。(というか、役名「ムエルト」(muerto)がスペイン語で「死」なんですね)。
日本人的には「牛」というと、どうにも朴訥としてのどかな、間が抜けた感じをイメージしてしまう。
けれど、スペインの闘牛だから、荒々しさと死に向かう耽美性までも持つ。
マイティーの身体能力と、美しさと、太陽のような笑顔や滴る色気だけじゃないことを知らしめる翳りがこれでもかと生かされていた。
マイティーがみりおにちゅーしたところでは「うーむ、トート閣下」とか、「かれーちゃんだけじゃなくキミもか!」みたいな気持ちになった。


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