『愛聖女』中継を見たんだ・1

月組

月組バウホール公演『愛聖女-Sainte♡d‘Amour-』のライブ中継を観てきました。7月7日(土)14:30、千秋楽です。
ライブビューイングの会場はちゃぴさんの地元・福井!!
これはぜひちゃぴさんの地元で見なくては!!という気合いの賜物……ではなく、単にバウのチケットを持ってないのと、私にとっても近場の映画館だからというだけの話です。

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『愛聖女-Sainte♡d‘Amour-』、ふつうに楽しかったです。

作・演出のサイトーくんに文句を言いたいことはいくつかあります。
今どきハゲを笑いのネタにするってどうなの? とか、「モテモテちゃん」という言葉がさむくて辛いとか、恋愛に積極的なもてない中年女性(だよね?)が笑いのネタにされるのもいいかげん飽きたとか、衣装のセンスがやばすぎるとか。
芝居は1幕だけにして2幕は稀代の娘役ショースター・ちゃぴさんのダンスを堪能できるものにしてほしかったなという気持ちもあります。

文句はあるけれど、それでもいいものを上演してくれたなという思いです。

なんせトップ娘役が真ん中を張るバウホール公演なんて、このところずっとなかったのですから。

娘役が主演だと、開演アナウンスの声が娘役です。(芝居がかなり進んでからの『BADDY』風だったけど)
25分間の休憩を告げるアナウンスも娘役です。

いつもは男役がやることを娘役がする。
娘役の声のアナウンスのなんて可憐なことか。

それだけでなく、フィナーレでセンターを張るのも娘役です。
終演後のご挨拶も娘役です。
カーテンコールの最後に、緞帳前に一人で現れるのも娘役です。

真ん中にいるちゃぴさんは、言葉どおり光り輝いていました。
元々の輝きに退団オーラが加わったのか、そして「真ん中」にいて舞台上と客席からの愛を一身に受けることがさらに輝きを増す効果となっているのか。
金色の紙吹雪にはしゃぐ姿も可愛かった。

フィナーレのセンター、終演後のご挨拶までは「わかってた」。
わかってたから、「ああ、ちゃぴさん流石だなぁ……」「よかったなぁ」という気持ちで見ていました。
そしてこれからも娘役の「真ん中」がありますように、と。

私がぐらりときたのはちゃぴさんがひとりで緞帳前に出てきたとき。これは予想していなかったので。
こうやって緞帳前にひとりで出てくることも、娘役にはまずないことなんですよね。
不意打ちに涙腺がやられました。

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月組

Posted by hanazononiyukigamau