れいこ版『THE LAST PARTY』感想・2

月組

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月組シアタードラマシティ公演『THE LAST PARTY ~S.Fitzgerald’s last day~』の感想の続き。

・私、月組公演にくると落ち着いた気持ちになるんですよ。
舞台を観ているときもそうだし、開演前、幕間休憩のときもそう。
なんかひさびさに来た実家みたいな感じ。(と、生まれてこのかたずっと実家住まいの人間が言ってみる)
なぜなのかな。客層か? 単なるこちらの思い込みか?

じゃあ他組はどうなんだって話ですが、「実家」じゃないだけにわくわくしたり、華やかに浮き立つ気持ちになったり、そこはかとないアウェイ感を覚えていたり……です。

・2番手のありちゃんの役はアーネスト・ヘミングウェイ。
ありちゃんの野性味が生きました。
痩せてかっこよくなったし、歌もうまいし、芝居もほんとに良くなった。
ダンスはもちろん、抜群。

えーと、詳しいことは忘れたのでうろ覚えで書きますが、れいこちゃんがありちゃんのことを「ありは子犬じゃない、猛獣だ(猛犬だったかな?)」的なことを言っていたような。
そういうほわほわした見た目に騙されるなー!!みたいなところが生きてた。

あと、いつだったか忘れたけど、ありちゃんのインタビューで「この人、なにげに暗い……。」「おバカではないよなぁ」って思ったことがあったんだよね。
そういう、内側に秘めた暗さも役にしっくりきた。
戦場を知っていて、地獄の中で人間の業を知り、本を書き著すヘミングウェイ。

とにかく、しっくりときたんだよね。

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月組

Posted by hanazononiyukigamau