2018年『レビュー 春のおどり』感想・5

OSK

第2部は「One Step to Tomorrow!」。
作・演出・振付は名倉先生です。

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OSKの公演ではときどき作・演出のみならず振付までも一人で担当しておられることがあります。
ギャラ的な問題かな?と思うこともありますが、一人で担当していれば演出家と振付家のあいだで意思疎通に齟齬が生じることもないのがいいところでしょうね。
「この場面、こういう雰囲気じゃないの!」「ちゃんと伝わるように言えや!!」とかあるんじゃないかなぁ……別の人が担当する場合って(知らんけど)。

・しょっぱなから、去年の『HIDEAWAY』で覚えた麗羅リコちゃんのダンサーっぷりに目を引かれました。
この方、関節の可動域がすごく広そう。
うまく言えないけど、なんでそんな動きができるんだ?と思うことが何度か。
顔はふーちゃん(風ちゃんじゃなくて元花娘1のほう)を思い出す。

・男役7名で「虹の彼方へ」。衣装に虹の7色を割り振って踊る。
ほんわり、さわやか。
虹の彼方にあるのは高世さんの今後か、OSKの将来か。

・娘役7名が椅子を使って赤のタコ足ドレスで踊る「ジェラシー」は色っぽかった。
こういうの無条件に好き。
OSKの娘役さん、かっこいいわぁ。

・「ストーム」の場面、桐生さんの役名は「長老」ってなってるけど人間じゃないよね。神様みたいな存在。
自然の恐ろしさを忘れた人間の若者たちにそれを知らしめるべく嵐も起こしちゃいます。

若者に楊くん、真麻くん、虹架さん。(くんとさんの使い分けはなんとなくの雰囲気なのであまり気にしないでくださいな)
学年やポジション的に「若者……?」ですがまぁいい。
若くない人(失礼?)が若者をやるのも芸のうちです。

嵐Aで栞くん。最初にちょっと目立つ感じで使われていて嬉しかった。
別にファンというわけじゃなくて、若手などを覚える機会が増えるという意味でね。
若手の抜擢はわくわくする。

嵐や鳥の群舞もOSKらしい素敵さでした。

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OSK

Posted by hanazononiyukigamau