『ANOTHER WORLD』感想・1

星組

星組大劇場公演『ANOTHER WORLD』初日(4月27日(金)15時公演)を観てきました。
とりあえず日帰り。
あとはマイティーバウ併せでもう1回は観る予定。

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楽しかったです。
もともと谷センセイの落語物は好きなのだ。
落語物じゃなくてもわりと谷センセイ作品とは相性いいんだよねー私。
5回、10回と観たいかと言われるとアレですが、ちゃんと笑えてちゃんと楽しめる作品です。

●ビジュアルがすごい派手。
天冠(幽霊の三角巾)とかつけててもキンキンキラキラな衣装。
ああとっても宝塚。

あの世に来たときの幽明境の花園も、なんだかアラビアンな衣装のような。

初舞台生の口上のあとはチョンパで始まるので、ここもとてもきれいです。

●康次郎(べにー)・徳三郎(まこっつあん)御一行は出ずっぱり。
具体的にはかいちゃん・みっきー・ひーろー・ぴよぴよちゃん・とりさん・くらっち・ほのか。
(途中からあんる・ポコちゃん)
それ以外はわりとヒマかも。

●タカラヅカのパロディやヅカネタもたくさん。

貧乏神役のみつるが「貧ちゃん」と呼びかけられて「懐かしい呼ばれ方……!」みたいに言ってたけどほんとに懐かしいよ!(ちゃんとは観てないけど)
『くらわんか』で貧乏神やってたもんね。

・艶冶のはるこは奪衣婆にしてかつては虞美人であった女。
「赤い花びら、恋の色」――聞き覚えのある歌も出てきました。

・一番すごかったのは「冥途歌劇団」が出てきちゃったこと。
小さな羽根を背負ったスターさんのちーくんの登場の後、阪急電車のマルーン色の衣装でラインダンスもありますよ。

この冥途歌劇団、小林一三翁が作ったそうで。
亡一三翁、鉄道を引いたり沿線を開拓したりとあの世でもご活躍のご様子。

・この世の「宝塚歌劇団」同様、冥途歌劇団も演目は月替わり。
来月は植田紳爾の『ベルサイユのはす』。
ポスターが掲示されてるらしい。

「あの先生、まだお元気でしょう!?」みたいなツッコミが入ったものの、「小さく『近日来園』て書いてある」と。

殺すなww

植爺を殺しても許されそうなのは、作・演出が谷センセイだからだな。

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星組

Posted by hanazononiyukigamau