『誠の群像』感想・2

雪組

梅芸で観た雪組全国ツアー公演『誠の群像』の感想の続き。
やばい、もう1ヶ月経つ……。

・まあやちゃんの芝居でのしっとり加減が好きです。
というか、じゅくじゅくしているほどにウェットな娘役の芝居が好きなんだな、私。
(他組でいえば、べーちゃんとかはることかも好きです)
超メロドラマやってました。
こういう超メロドラマ演技を見ると「私、今タカラヅカ観てるわ!!!」って変なテンションになるんですよね。

お小夜が贋物の虎徹を持ってくるときの居心地悪そうな風情、よかったです。
お金に困ってはいるけれど、良心がとがめて持ち込んだ贋物を断ってほしいという気持ちが分かりやすく伝わってくる。
若さゆえの清さと、基本的には人をだますなんてできない武家娘の育ちの良さが出ていました。

「あと二夜あります」と今宵一夜ならぬ今宵二夜をはじめるところもすごく好き。
2人が過ごした時間を思わせる連れ舞も素敵でした。
色っぽい振りがついてもおかしくないところですが、清らかでほっとしました。
これは土方さんもお小夜も「誠」の人だからですかね。

真彩ちゃんは押しが強いようでいて、全力で男役に寄り添っていく気概が感じられて好き。

・咲奈は2役あるんですよね。

配役をろくに把握せずに観に来てしまったもので(プログラムを読む時間もなかったし)、一つ目の役・山南さんが死んだあとに二つ目の役・榎本で出てきたとき「このスタイルいいの誰だ。セリフも聞きやすいし……こんながおりちゃんみたいな若手いたっけなぁ、有望だわ」なんてアホなことを考えてました。
咲ちゃんだよ、2番手だよ、気づけよ!!!

いやーヒゲつけたのと、「咲ちゃんはさっき死んだから咲ちゃんじゃない」という思い込みがあったもんで……ははは。
軍服姿はほんと脚が長くて眼福でした。

0

雪組

Posted by hanazononiyukigamau