『BADDY』感想・1

月組

月組大劇場公演『BADDY(バッディ)-悪党(ヤツ)は月からやって来る-』2月17日(土)11時、15時(阪急交通社貸切)、同18日(日)11時公演を観てきました。

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くっそ面白かった。

演目が出たとき「このタイトルは何!? ヤバいにおいがするんだけど!」と思いつつも「でもウエクミだよ。ウエクミがただのトンチキを繰り出してくるわけないんだよ。どうなるかはともかく駄作ではあるまい……」と思わずにいられなかった信頼感は裏切られることはありませんでした。

いやーめっちゃ面白かった。
すごいものを観たと思った。
『ノバ・ボサ・ノバ』初演を観た人の気持ちってこんな感じかしらねぇ。当時のことはわからないけど。
芝居がふつーとしか言いようがないので、ショーだけハードリピートしたいです。

終演後の客席の雰囲気もいつもとは違って感じられました。
満足げながらざわざわしていました。
「これはなんだろう」「誰かと語りたい」――そんな雰囲気。

爽快でありつつざらつきも残る作品。
宝塚の定番(黒燕尾とかロケットとかデュエダンとか)をきちんと押さえつつも「お決まり」の流れでは使わない。
それがすごい。

かっこいいところも笑えるところも胸が痛むところもあって、ダレるところはない。
全ての場面を何度でも観たい。

3回観て、感想は「ウエクミ天才じゃね?」に集約されます。

パレードのラストはやる人や組によっては下品になりそうだけど、基本が渋め・地味目な月組なのでいい塩梅で収まってるんじゃないでしょうか。

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月組

Posted by hanazononiyukigamau