『阿弖流為 –ATERUI–』感想・4

星組

・坂上全子役のはるこがしっとりしててキレイ。
柚長(男装)の相手役という珍しいものを見せてもらいました。
美形の並びだわ。

せおっち田村麻呂の妹という設定にも違和感なし。
桓武天皇に大事にされているのも納得。

出番は多くないけどいい仕事をしてくれる。

・柚長はフィナーレの娘役ダンスではちゃんと娘役で出るのね。

・滝行するせおっち。
髪をほどいた田村麻呂はせおっちの美しさを堪能しろというサービスシーンですか。

阿弖流為とは昔会ったことがあるという設定がなくなってはいるけれど、それでも阿弖流為と心通わしている感じがきちんと出ていたのは同期の信頼ゆえか。
初日明けよりも1週経ってから観たときに強く感じました。

また、これまでは「きれいだけど押し出しが弱い」という印象があったけれど、抜擢に慣れてきたのか華やかさが出てきたような。

・紀広純の輝咲くんはヒゲが似合う。生えてますか、アレ。
恵まれた体格に威圧感もあって、阿弖流為ら蝦夷にとっての朝廷というものを感じさせる。無体を強いることができる力、という存在感。
歌もばんばん聴かせてくれて、迫力だったわー。

ところで伊治城の場面で輝咲くんが蒼舞くん(だと思う)の顔をやらしい感じで撫でて、蒼舞くん(たぶん)が嬉しそうにしてたんだけど、この2人そういう関係だったの!?
2人で勝手に考えたのか大野くん恒例の男色設定ぶっ込みなのか気になる……。

・ぽんちょやタオら貴族の造形がお笑い寄りなのは、かれらがしているのが朝廷の貴族という狭い範囲で勢力争いで、それがおままごとじみた振る舞いであるという演出なのだろうか。
こんな奴らの勢力争いのために、人としての誇り以外は求めぬ蝦夷たちが蹂躙されてきたかと思うと……。
都人ではないけれど、申し訳ない気持ちになる。

関係ない話だけど、星組公演でタオを見るたびに「誰かを思い出す……」ってなってたんだけどわかった。ちなつだ。

・7月22日(土)12時公演での礼くんのご挨拶。

「今日は一段と暑い日ですね。なぜかわかりますか。星組が梅田をジャッジしているからです」
言ってから首をひねってました。
ーージャックの間違いかな。

「星組が梅田を占領しております。上も下も」
その日は梅芸メインホールで『オームシャンティオーム』が初日だったんです。

「本日はありがとうございました」と後ろに下がってから、せおっちに何か言われて「しまった!」みたいな感じで体を折って笑ってました。

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星組

Posted by hanazononiyukigamau