『HIDEAWAY ハイダウェイ』感想・4

OSK

●ボードヴィルの場面は明るく楽しい。
歌詞は韻を踏んだ言葉が連なり、こういう方面での作詞能力にも舌を巻く。

劇場支配人の栞くんによって、今日から華月くん演じるボードヴィリアンと翼くん演じるエンターテナーが組むことになり、合うような合わないようなダンスを繰り広げるのが楽しい。
華月くんのまさに「華」な感じがとてもいい。

あ、華月くんはこれまで「元・花組のゆまちゃんに似てる人」という認識でしたが(なぜか名字も同じ)、今回なんだったかの場面でそこはかとなく宙のあっきーが入ってる気がしました。

●クラブの場面では翼くんの「FEVER」に乗せて、城月さんにつきまとう華月くんの狂恋のさまを見せます。
麗羅さん・穂香さんが誘ってもまるで相手にしない。ひとすじといえば言葉はいいですが、ストーカーじみた視線の熱がヤバいです。

ついにはクラブ支配人の栞くんと殴り合いになりますが、最終的には城月さんのビンタ1発で幕。

そのあと、城月さん・麗羅さんが翼くんをいたぶるようにダンスに誘う。
美女2人にがっちり掴まれて羨ましいというか……怖いですね(笑)。
あれはネコがネズミや虫をおもちゃにするような感じでしょう。ほんと強い。

●ストーカーじみた行為をした華月くんが牢獄へ。
ずぅぅぅんと重く湿った歌を歌うのかと思いきや、「まぁこれはこれで!」的な明るいノリになるから油断なりません。
監獄ロックじゃないけど、あんな感じ。

囚人・穂香ちゃんの胸に書かれた「714」は誕生日かな?
ダボダボの囚人服に跳ねたおさげ、間の抜けた笑顔がかわいい。
ゆるい庶民っぽさが和みます。

彼女はこの公演で10役やったそうで、お疲れ様でした!

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Posted by hanazononiyukigamau