『HIDEAWAY ハイダウェイ』感想・2

OSK

●最初は「ホテルから駅へ」。
いわくありげな人たちが出てきます。

この最初の場面から城月さんの歌にぶっとばされます。
なんつうソプラノ。
歌うめ―――――!!!

そこから2組のタンゴになり、出演者全員出てきてのロックテイストなテーマソングへとつながります。
若者たちの勢いを感じます。
出演者8名の若さと勢いと華やぎ、気魄、そして培った技量がこれでもかとぶつけられるんです。

ここまで一気に。
というか最後まで暗転しての場面転換はなくて、90分間を緩急つけつつかっこいい場面だけでなくコミカルなところも入れてノンストップでダレ場なく見せてくれます。
さすがオギー。見事な手腕。鬼才だわ。

●ピーナッツ売りなどの明るく軽めな「ラテンラバー」の場面から「列車の中にて」へと。

列車が緊急停止してしまい、偶然乗り合わせた2人(華月くんと翼くん)が互いが何者なのかをひそかに妄想しあいます。
もしかしてスパイ? 亡命者? 宇宙人!?って。
この馬鹿馬鹿しさが最高です。

2人で掛け合いで歌ううち、「もしかして外の世界は滅亡してるんじゃ!?」に飛躍しちゃうのも笑える。笑えるけどなんかあるある!的に膝を打っちゃうから困る(笑)。
掛け合いの〆の「誰が見るんだそんな映画ーーーあーーーーあーーーあーーー」のデュエットもすごく好きでした。

実のところ列車は不具合で停まっていただけ。
もちろん彼ら2人が世界の生き残りというわけでもなく、世はなべてこともなしとばかりに列車は動き出します。

どうでもいい話ですが、「もしかして」「(世界に生きているのは)2人だけ!?」と歌い出すとき、このままBL的世界に行くのかと毎回妄想してました。
申し訳ない。
別に2人がそういう雰囲気出してたってわけじゃないんだけど、シチュエーション的にアリかなって(ねぇよ)。

ついでに翼くん演じる乗客は小心者らしく楽譜が入った鞄をふるえながら抱きしめてるんですが、このときの表情がめっちゃ瞳子ちゃんでした。

列車にはお弁当などを売る娘もいます。
穂香ちゃんの盛り盛りのおっぱいアピールがベタで笑えます。
シガレットガールが持つ箱みたいなの(なんとかバーガーとか書いてあったような)に胸を乗せてお色気をふりまいてました。
でも手の振りは機関車のシュッポシュッポ的なやつ(通じる?)で可愛いんである。

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OSK

Posted by hanazononiyukigamau