『カルーセル輪舞曲』感想・1

月組,専科

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・ライティングがきれい。
開演前からわくわく感が高まる。

馬です。
カルーセルです。
吊られてます。

可愛い。
ペガ子とかシンジとかじゃないよね? 別の子だよね?
誰か乗るのかなぁと思ってたら、最後までただの置物・吊り物で拍子抜けした。

ショーが始まると後ろへ下がったり脇によけられたりしてました。

・幕開きの歌が水先案内人のみつる。そのセレクトはいかがなものか。
専科さんだし見せ場を作りたい気持ちはわからんでもないのだが、適材適所というものがあるんだぜ。
なにも歌で場面をつなぐポジションにしなくても。

ちなみにみつるの歌の感想は、正月3日にBSで見たときには「やべぇ」しかなく、そこそこ前方で観られた劇場でのマイ初日は「ナマだと思ってたほどひどくない」と感じ、次にB席で観たときは「気のせいだった」となり、20列目あたりで観たときには「特別良くも悪くもない(みつる比)」だったので席によるのかもしれません。
音響の問題じゃなくて、前方席なら宝塚のキラキラ感で細かいことはどうでもよくなっちゃうだけ。

・出てきたみなさん白衣装。
きれい。ふわふわ。
髪の毛もふわふわ。

――そうか、タテガミか。馬か。カルーセル(回転木馬)だもんな。
カツラはアレっちゃアレですが、こういうのを見られるのも宝塚ならではだと思ってます。全然文句ないですよー。
これ、宙組でやったら「馬がウマに」(←まかうらりくあたり……)「ヤマトとナデシコがいっぱいwww」ってネタになってたんだろうなぁ。

・大劇場トップお披露目おめでとう!なたまきちは若かった。
初日から約1週間後がマイ初日だったから、BSで見たときよりはポジションに慣れてたように見えた。
なんだかんだ、真ん中がしっくりくる人だと思う。体格のせいか鷹揚な雰囲気のせいか、学年のわりに貫禄もあるし。

お隣のちゃぴさんはさらに貫禄があるのであるが(いちおう、実年齢も学年もたまきちより若いのに)、たまちゃんは貫禄があるとはいえ研ヒトケタでトップ男役の座に就くというイレギュラーな人事だったので、「支え」としてこういうのもアリだなぁと。

ちゃぴ可愛いし、踊れるし、歌も芝居もこなせるし。

発展途上のジェンヌを愛でて成長を楽しむのもいいですが(それはそれで宝塚の楽しみだと思ってる)、ちゃんとプロの舞台を見せてくれる存在というのもありがたいものだ。

今回のちゃぴさんに感じたのは「プロっぽさ」。
ジェンヌさんは全員プロだよ!とか、外の芸能界とは違うんだから……とかいろいろ考え方はおありでしょうが、ちゃんとしたものを見せてくれる人が目立つポジションにいるのはやはりいい。

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