『燃ゆる風』感想・1
星組バウホール公演『燃ゆる風 -軍師・竹中半兵衛-』1月14日(土)14:30公演を観てきました。
観劇はこの1回きりです。
※ネタバレ的なところはいくらか入るので注意※
・1回しか観ない
・星組生(特に下級生)に詳しくない
・和物だから化粧顔わかりにくい=生徒の判別がむずかしい
・日本史詳しくない&歴女じゃない
という、この作品を理解する上ではあまり条件がよくない状態での観劇だったせいかもしれませんが、観ながら「ああ、スズキケイだなぁ……」と何度か思いました。褒め言葉じゃないですよ。
具体的にどこがどうというのはあまり言えないんですが(1回しか観てないからきちんと覚えてないし)、セリフなどでの感情の積み重ねがないまま話が展開するから、「え、なんでこうなるの!?」「これ、あっさり進んでいいの!?」と思うことがしばしば。
ストーリー展開のために会話が用意されているなぁ、と。
観ている私の感情が置いてけぼりになることがしばしばありました。
半兵衛が織田家(というか秀吉にだけど)に仕えることになるあたりとか、場面はあるし説明はされてるんだけど感情面ですとんと落ちてこない。
でも芝居には時間の制約があるし、テンポとの兼ね合いを考えたら仕方ない……のか?
あと、松寿をかくまう場面、妻と「知らなかったことにして」云々言ってるのに息子にはあっさりバラすの、危なくないのか!?
半兵衛が死んだあと、秀吉(だったと思う)が彼を「太陽だ」とかなんとか言ったのには『灼熱の彼方』を思い出したわ……。
半兵衛って太陽イメージの人ちゃうやろ。
「太陽だった」って言えば「太陽」=世界の中心、ヒーロー、正義の人になると思ってないか、スズキケイ。
ここで「スズキケイって変わってないなー……」と思いました。
あ、でも胸くそ悪い話ではないので、過去作よりは全然だいじょうぶです、たぶん。
こんな風につっこみ入れるのに忙しかったので感動はしなかったのですが、出演者は素晴らしかったです。
かいちゃん美しいし。
知的に見えるし。
まりんさん出まくってるし。軽妙だし。
まあやちゃんうまいし。
出演者の熱気は感じられました。
でもそもそもの脚本などのレベルとしてはけっこうアレだと思うの。
椿の花がわからない戦国武将っているかー?
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