『雪華抄』感想・2
●みりおの鷹と、かれーちゃんらが舞う鷲の戦い。
ここでのかれーちゃんの踊りはいいんだよね。
キレがちゃんと狗鷲らしい荒々しさとして映るから。
男役さんのみで構成された場面で、路線系の中にふじもんが入っているのは名取の腕を買われたのでしょうか。
鷲のメンバーは顔立ちがはっきりしていて強そう(笑)。
ちょっと前ならこれにみりお1人で立ち向かえるのかー!?とツッコミを入れたくなるところでしたが、このところとみにトップさんらしさが出てきたので危なげなし。
殺陣がかっこよかった。
●七夕幻想はちなつとべーちゃんの銀橋からはじまる。
下手花道と上手花道から分かれて登場。
ちなつはいなせでべーちゃんは可憐だ。
ちなつは肚でぐっと立っている感じなのがかっこいい。
本舞台にも男女4組のカップル。
娘役さんたちがなにげに新公ヒロイン経験者揃いで豪華である。
退団するりおなはここが見せ場かなぁ。
・七夕のシーンはまず彦星キキちゃんのビジュアルに「ま、まんじゅう……」と(失礼)。
頭におまんじゅうを乗せたようなあの髪型はレベル高すぎる。
横山光輝の『三国志』を思い出しました。
また織姫の仙名ちゃんが男役向きのお顔立ちをしているもので、大変むつかしい感じになっておられました。
丸顔の男役と面長で顎が立派な娘役の並びってほんと大変です。
と、初見ではあちゃーな感じだったんですが、2度目3度目にはそれほど気にならなくなりました。
私が慣れたのか、シケやメイクなどで調整されたのかはわからない。
――ツッコミ入れてますが、「七夕幻想」の名にふさわしい幻想的で美しい場面です。
天人・天女らとともに心が和らぐような舞台を見せてくれます。
仙名ちゃんの動きや雰囲気は花組娘役らしい可愛さだし。
織姫の糸巻きをつかったダンスは面白かったです。
「お代官様、あーれー」を思い出しかけたのは私だけでいい。
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