サイン入りだったので

自分語り

宮下奈都さんの「よろこびの歌」「終わらない歌」を買いました。
サイン入りの文字に惹かれて……。

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高志高校出身なのか。(高志と書いて「こし」と読みます)

「よろこびの歌」が主人公たちが高校2年生のときの話、「終わらない歌」はその3年後の大学生や社会人などになった主人公らの話。
ザ・ブルーハーツやザ・ハイロウズが好きな人だと特に楽しめると思います。

「終わらない歌」の、同窓会で再会した彼女らの会話が私に響いてきました。

「歌うよ」
玲がいった。
「だから、早希は聴き続けて」
ああ。こういうところが玲なんだろう。早希には早希のやるべきことがあるはずだ。私は私のことをがんばるから、早希は早希のことを。それがこういう場合の同級生としての応酬ではないか。玲は違う。私は歌うから、早希もがんばって、とはならない。早希はそれを聴き続けて、といえる。歌う人なんだ。相手が誰であろうと、何をする人であろうと、玲は歌う人なんだ。

私は聴く側の人だな。
聴き続けたい。

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