『双頭の鷲』感想・4
●エディット・ド・ベルク役のあおいさんは演じ方が適切。
王妃に負けず劣らずアレな人ですが、「私が激しい性格でなければ王妃様はおそばに置いてくださらないでしょう」(セリフうろ覚え)というのにも納得。
読書係の座を奪ったスタニスラスへの嫉妬心(だよね?)も恐ろしいものがありました。
とは言えずんちゃんとの元恋人としての並びは辛いものがあったな……。
●フェリックス・ド・ヴァルレンスタイン公爵役(名前長い)のずんちゃん、白い!
「あなた火もつけられないの!?」とあおいちゃんになじられるところは切なくもありました。(火をつけられないんじゃなくてつけるべきかどうか悩んでただけ)
2幕では少し報われてよかったねぇと思うけれど、そのあと王妃様すぐ死んじゃうんだぜっていう……。
主役2人が強すぎてアクのない彼の性格は役として不利でとても印象に残る役というわけではないけれど、それでも確かな白い美しさを見せてくれました。
だいたい出てくる人がたいていキツい性格なので、彼が清涼剤のようでもある。
●愛ちゃんのターンはなぜかコミカル。
王妃やスタニスラスを追い詰める警察長官=フェーン伯爵としての迫力はそれなりにあるのに、なぜか笑えるのが愛ちゃんクオリティーなのか。
サングラスを外すだけでじわる。(私だけじゃないと思う)
微妙に面白いのは愛ちゃんゆえなのか景子センセイの演出ゆえなのか……。
●トニー役のほまちゃんはニコニコ可愛い。
いい声してることを知ってるだけに、口をきけない設定なのが勿体ないような気もするし、それでも役付きでおめでとうというべきか悩む。
マイムなどでの芝居はとても良かったです。
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