『桜華に舞え -SAMURAI The FINAL-』感想・1

星組

星組大劇場公演『桜華に舞え-SAMURAI The FINAL-』9月4日(日)11時と15時の回をダブル観劇してきました。

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すごかった。

面白かった。楽しかった。迫力あった。興奮した。ほっこりした。しみじみした。
そして泣いた。
何度も泣いた。

いい話でした。

たくさんの役があっていろんな人に役割があってセリフがあって芝居のし甲斐があって、舞台の使い方も見事でライティングもメリハリがあって音楽もよくて、「サイトー、成長したな!!」とめっちゃ上から目線で感動しました。
上から目線ですが「ありがとぉぉぉ!!」と感謝せずにはいられません。
退団公演が佳作っていいよなぁ。通えるもん。

大劇場初日は8月26日。
演目発表時、秋まっただ中となるこの時期になぜ「桜華」?と思いましたが、舞台上では「ぼけ桜」(時期はずれの桜)がみっちゃん演じる桐野利秋のイメージと重ね合わせて印象的に使われています。
つまり生まれる時代を間違えた最後の侍である、と。

生まれる時代を間違えつつも精いっぱい国やふるさとを思って戦い、義を貫き西郷とともに散った利秋の生きざまは美しく感動的でした。

最後はもちろん泣きますが、それまでにほっこりする場面や笑いどころがあるからこそ悲しみが強くなるんです。
子供時代にべにーさん演じる隼太郎と遊ぶところは可愛かった。
子供のころの2人に信頼関係や絆が見えて、それゆえに長じての2人の訣別に涙し、討たれた利秋を抱く隼太郎の芝居が心に迫るのです。

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星組

Posted by hanazononiyukigamau