てんれーさん退団発表

2021-02-02宙組

夜、早いうちに寝落ちして、てんれーさんのラスト茶に行く夢を見てしまいました。
行きたいなら行けよって話ですが。
(でもそうするとただでさえ常軌を逸した遠征予定がさらにえらいことに……)

宙組 退団者のお知らせ
2016/06/07

下記の生徒の退団発表がありましたのでお知らせいたします。   
宙組
天玲 美音

2016年10月16日(宙組 東京宝塚劇場公演千秋楽)付で退団

  

てんれーさんの『エリザベート』での退団が発表されました。

濃い人だったなぁ。
舞台での存在感がすごかった。
あのハイパー目力。
時として舞台で浮きかねない独特なあり方(特にショー)は、好き嫌いが分かれるものかもしれませんが、私は楽しみにしてました。

ビームのような視線も味わい深い(?)ものでしたが、芝居も記憶に残るものがたくさんあります。

『TRAFALGAR』のシェイエス、あれ絶対途中で寝返ったり、政府を転覆させたりする役だと思ったぞ。

『銀河英雄伝説@TAKARAZUKA』はラインハルトの父以外にも「あ、ここにもてんれーさんがいる!」的に楽しめるものでした。

『逆転裁判3』のウィンストン・ペインは「さすが役者……!」とうならずにいられないものでした。
たたずまいだけでなく、あの滑舌、あの早口。
よく噛まないものだ!と思って。
まさに訓練された「役者」なのだなぁと、その技量に舌を巻いたんです。

『風と共に去りぬ』のワイティング夫人も素晴らしかった。
美しさとコミカルさとほどほどの気品のバランスがよかったのと、なんと言ってもセリフの間のよさ。
「まさに○○、まさに○○」の言い方がピシっと決まる。

『Shakespeare シェイクスピア〜空に満つるは、尽きせぬ言の葉』のロバート・セシルもよかったなぁ。
鋭すぎる眼光を暗く抑えて、舞台上で一人の男として息づいていた。

主にショーでの存在感ゆえにトリッキーな印象がありましたが、でもここ数年の芝居はほんとに好きでした。
退団公演も、いい芝居を期待しています。

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