『ヴァンパイア・サクセション』感想・2

宙組

宙組DC公演『ヴァンパイア・サクセション』5月7日(土)16時公演の感想の続き。

●開演前にプログラムの演出家・ダーイシのコメントを流し読みしました。

カミング・アウト致します!恥ずかしながら小生…2.5次元男子・BL・韓流の知識が薄く、アニメ・コスプレ・ゲーム好きの友もなく、長年虚構の世界で禄を食んでおりますのに…ツノの生えた鬼、羽根の生えた天使の類を描くのが苦手で…昨今流行りの演劇感覚から「置いてきぼり」を喰らっております。故に「人間みたいなヴァンパイア」を描くコトと相成りました。

「喰らって」「描くコト」という書き方のセンスもさることながら(世代のギャップか?)、えーと、わかんないもんはわかんないままでいいから!
無理に手を出さなくていいから!
ていうか、こちらの好きなもんにずけずけと土足で立ち入られるくらいなら、完全無視でほっとかれたほうがなんぼかいいのよ。

というわけで、まか愛の絡み(?)に通りすがりの女子が「(男同士でデキてるなんて)もったいな~い」と言うのに、「違う! そこは『ありがとう! イケメンの並びありがとう!』だろうが!」とつっこんでおりました。
まぁこれは私の性格ゆえかもしれませんが……。

ただ、まか愛(あるいは愛まか)の並びって私のツボにこないのでなぁ……。
腐った心を撃ち抜いてくれない。
なので実のところさほど「もったいな~い」とも「ありがとう」とも思わないのであった。

(ちなみに宙組で一番私の腐った心を撃ち抜いてくれるのは、最強の攻様・うらら様だ。
これは全組のなかでもトップクラス)

●で、うらら様。

派遣の死神というなんかアレな現代性を負わされてましたが、とにかく美しい。
派手というよりデーハーと言いたくなる服装。
それなのに品があるのがすごい。

なんなのうらら様。
というか、だからこそうらら様なのか。

うらら様という、ジェンヌとしてのキャラにあらためてひれ伏したくなりました。

1回しか観てないので見逃しが多々ありますが、愛ちゃんと初めて会ったとき(?)や、ハロウィンのときなどに見えてない相手にいろいろアクションしてるのが楽しい。可愛い。
ここのところはきちんと見ておきたかったなぁ。
でもここを見ると本筋を見逃しそうなんだよなぁ。

そしてラストの振り返り。
美女が、それで笑いをとれるというのがすごい。
変顔とかしてるわけでもないのに。

これは間がいいのかな。
うらら様の演技は好きです。

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Posted by hanazononiyukigamau