『Ernest in Love』感想・1

花組梅田芸術劇場公演『Ernest in Love』2月13日(土)16時30分公演を観てきました。

VISA貸切だったので、それにちなんだアドリブが入りました。
アーネストがアルジャノンに夕食をおごる流れでみりおアーネストが「VISAカード使えるかな」、それを受けてキキのアルジーが「世界中どこでも使えるよ」と。
2幕でチャジュブル牧師とミス・プリズムが散歩に行くときにらいらい牧師が「ひさVISA(久々)」と言ってたのもアドリブだと思う。

『Ernest in Love』は、宝塚を観始めたころに梅芸の3階から月組あさかな版を観たのを覚えています。

なーつーかーしーと思い出に浸りつつ驚いたのは、執事レインの出番。こんなに多かったのか。
すんません、初演版の記憶ではメイン5人(お母さん含む)+役名のあるちょっとした役+ワンサ、くらいの印象でした。
これは私が宝塚を見慣れていなくて脇の人たちをろくに知らず、ゆえに記憶からこぼれおちているというだけの話なのでしょう。
メインを追うだけでいっぱいいっぱいだったのよ、たぶん。

ちなつのレインは、美しかった。
佇まいの美しさは、スタイルと動きのきれいさによるものか。
品格が感じられました。

あらためて感じたこととして、ちなつの舞台は品がいい。

役を過不足なく演じる。
役をきちんと生きているから、必要以上のことはしない、する必要がない。
けれど「役に収まってはみ出ない」という言葉に感じるおとなしさや消極性とはまた違う。
自分の役のことだけを考えて力いっぱい演じることもできるけれど(そして観客がそれを愛でることもあるけれど)、ちなつの演技は回りとの呼吸や、舞台上での役割をきちんと考えたうえでの過不足のなさなのだと思う。
つまり賢さゆえ、だ。もちろん表現する技術もあってのこと。

第1幕最初のほうの、ロンドン市民たちとの歌はダンスが可愛かった。
「乾杯しよう」だったかなぁ、ちょっと女の子っぽい振りがついてる箇所があるのね。
それも気持ち悪くなく、品よくお茶目にやってました。

第2幕では農民の女の子に誘われて「私も」とハケていくところが軽妙。

笑わせてくれつつも、それが下品にならず心地よさを感じさせる。
ちなつの舞台は気持ちいいのだ。

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