音楽劇『星の王子さま』感想

昨晩、「明日の朝は駅まで送っていかなくていいの?」と父に聞かれました。
つまり宝塚行かないの?行ってこいよ、と。
どれだけ娘の観劇を許容しているのでしょう。心の広さがおそろしいくらいです。

そんな父の期待を裏切り(?)、今日はハーモニーホールふくいで上演された「音楽劇『星の王子さま』」を観てきました。

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クリスマスツリーがきれい。

ここのチケットはおおよその座席位置が印刷されてるのが親切。

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『星の王子さま』といえばヅカファン的にはまゆたん時代の花組公演のアレを思い起こさずにいられないものですが、薔薇の花と砂漠に不時着した飛行士の妻がちゃんと同じ人っていいね!
王子さまと薔薇の花が一緒な人とか、わけわかんなかったもんね!
(しかもプロローグと劇中で王子さまを演じる人が変わるとかさぁ……)

あと、きちんと歌えて芝居ができる人が演じるっていいね。

王子さま役の昆さんを初めてみました。ジュリエットが良かったという話を聞いてから、一度は観てみたいと思ってたんです。
小っさくてあどけなさを残しつつも強くて、セリフ声も歌声もよくて、満足でした。

飛行士役に伊礼さん。
体格のよさに、外国の男性のリアルさを感じました。

水もなくなり死が近づくなか、飛行機の修理に取り組んでいるところへ話しかけてくる王子さまへの苛立ちが素晴らしかったです。

飛行士以外に、王子さまが訪れた星々の住人もやってましたが、自惚れ屋には笑ったわー。

飛行士の親友やらキツネやら王様やらを演じる廣川さんも素晴らしかった。
キツネはえりたんでインプットされてるため、おじさんが演じてるのが変な感じがしますが、もちろんこれは廣川さんのせいではありません。

狂言回しのような感じでもあり、途中で客席いじりもします。

2階席だったので私にはあまり見えませんでしたが(前のめりになれば見えるくらいではあったんだけど自重した)、「五木ひろしの歌、歌ってよ。故郷の英雄でしょ~?」みたいな振りとか、「今から30分くらいで田んぼを掘って、恐竜の化石を見つけてきなさい」とか。
(あ、正確な言い方にはなってないと思います。記憶で書いているので)

薔薇役はピアノ演奏の服部さんが兼ねます。
これがものすごい棒読みというかダル~い感じで、こんなのアリか! と思いました。
「おなか空いた~」「ここ、さむ~い」とか言うのがテンション低い感じで、それがいちいちツボにくるの。

もともと薔薇には高貴さやわかりやすい高慢さをイメージしてたもので、それを大きくずらした、現代的な(?)薔薇にのけぞりたくなりましたが、でもこれはこれでアリかな、と。
意外にしっくりきました。

子供たちがアンサンブルとして15人参加していました。
地元の子供たちだそうですが、「私は薔薇」と言うときの声の揃い方や、ユニゾンの複雑な動きなどもこなして見事でした。

音楽劇は泣けました。
これ、たぶん自分が子供のときだったら別に泣かなかっただろうなぁ。
人とのつきあい方とか、大切なものとか、いろいろと積み重なっているものが多いほど泣けるのかもしれません。

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