『新源氏物語』感想・5

花組

●六条御息所のかれーちゃんを見ながら、うらら様を思い出しました。
とりたてて似てるってわけではないんだが……。
単にああいう顔(面長のくっきりした美形)が好きなんだな。

●須磨の浦での「あああなた~♪」のあとは男役になって柏木に。
着替えなきゃいけないけどあまり時間ないよね?!
大変だ。

でもその勢いで柏木のパッションが出せそうな気もする。

●自分の妻・女三の宮が密通して、光源氏が父・桐壺帝も自分たちの罪を知っていたのではないかと気づくところで幕になります。
この場面の桐壺帝は罪に恐れおののく光源氏の心象であるため、親子の対面の場面とはやや違うつくり。
簡単に言えば怖い。

でも桐壺帝は光源氏のことは許してるんだろうなと思います。
でなけりゃ須磨に隠棲した源氏のもとに神のお告げをもたらしにこないだろうから。

●夕霧・柏木お披露目の「紅葉の賀」。
名前をコールされての、ああいういかにも「スターさん登場」な演出好きだわ。

●夕霧・柏木の代になっても光源氏・頭中将のころと同じく回りで踊ってるPちゃん・マイティーたち。
歳とらねぇ(笑)。
いや、もしかして彼らも2代目なのか?

●葵の上はじゅりあちゃん。
車争いのとき、わざわざ車から降りて高笑いするさまに「そりゃあんた恨まれるわ……」と思いました。

葵の上は出番少ないです。
車争い以外は、源氏と頭中将が話してる中でちょろっと上手花道に出てくるだけかな。
この出番の少なさが、「源氏の女遍歴絵巻」なんだよねー。

自分を苦しめる物の怪(六条の生霊)に源氏が「おのれ!」と対峙し、最期を源氏のそばで迎えられたのが葵のまだしもの幸福でしょうか。

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花組

Posted by hanazononiyukigamau