『相続人の肖像』感想・2

宙組

出演者はとてもよかったし、いろいろと楽しい場面もあったんですが、作品自体にはよくわからん点や気に入らない点もたくさんあります。

・冒頭、チャーリーが父の墓を訪れるところ。
なんでまわりの墓があんなに荒れてるんだろう。
誰も管理しないようなところに伯爵様が葬られてるの? 
庶民と同じようなところに埋葬するとは思えないし、伯爵家が没落して手入れも行き届かないというわけでもないのに。

・チャーリーが父を「懐かしい」と言うのに違和感。
嫌いな人間に対して「懐かしい」って使わないんじゃないかな。

・チャーリーが子供すぎて……辛い。

主演運ってあるよなぁ……なんてことを思った。

・イザベルがハロルドを拒み続ける理由がわからん。
「恋してないから」といえばそれまでなんだけど、あまりにハロルドがいい人すぎて。

何度「結婚しちゃえよ」と思ったことか。

・ベアトリスが地味な年増扱いなのは仕方ないとして、父にまで「男性を惹きつける力のない娘」(正確な言い回しは忘れましたが)と評されることに納得いかん。
あんなに可愛くていい子なのに!
はしゃいでる姿が魅力的なのに!

これはもあちゃんがもっとすっとんきょうな造形をすべきなのか、演出家の演出ミスなのか考えてしまったぞ。

・財産目当ての結婚をするために新興貴族の娘を対象とした花嫁探しパーティーを開くのに、わざわざベアトリスを招いてどうすんだ? 
アルンハイム子爵家ってお金あんの?
だったら最初からベアトリスに申し込めばいいじゃん。

・イザベル、なぜそんな日にダンスの練習を頼む?

・血はつながらないとはいえ、兄妹って結婚できるんだろうか。
(このへん、時代や国により法律が違いそうだなぁ)

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宙組

Posted by hanazononiyukigamau