2015年『レビュー 春のおどり』感想・2

OSK

●『レビュー 春のおどり』初日の感想です。
初日、6月1日です。半月経ってしまいました。
今さらかよという気もしますが、ま、記録ってことで。

・初日にダブルで公演を観たんですが、どちらも1階席からの観劇となりました。

1階席だと花道ががっつり見れていいですね。
たいてい2階や3階から観ているので、そうなると花道が半分くらいしか見えなかったりするんです。値段相応です(笑)。
上から見ると、これぞOSK!なフォーメーションの美しさなども堪能できて、それもとても好きなんですが。

うち1回は右列(右端にある、少し高い位置になっていて椅子が斜めに設けられている席)で、そういう席からの眺めも面白かったです。

・そういや今公演はやたらに「タカセ!」「キリュウ!」「マキナ!」などのかけ声が入ってました。歌舞伎みたいに。
こういうの、私が観たOSKの公演では初めてだわ。

私の近くの席からの声ではなかったからいいけど、近かったらイヤだったかもしんない。

●第一部は日本物のショー、「道頓堀開削400年『浪花今昔門出賑』」。

始まりはオーソドックスなチョンパ。
でもこのお決まりの形がいいですね。

道頓堀開削400年をテーマに据えているので、たぶん舞台上の川は道頓堀、橋は難波橋なのかな。
すぐそこですね。

華やかなオープニングで、たくさんの人がたくさん出入りして踊ります。

・高世さんの、新トップ就任お披露目公演です。
これ以前に高世さん主演の公演なかったっけ!?(もちろん桜花さん退団後の話)という気もしますが、「松竹座で」というのが大事なのかな。

前任の桜花さんはふわーっと、パーっとした感じの人でしたが、新任の高世さんはキリっとスッとパキっとした感じの人で、この違いも面白いなぁと。

●特別専科の緋波さんが安井道頓として登場。
「今日は人が多いなー」と、かつて芝居小屋・芝居茶屋の立ち並んだ大坂の町と松竹座を重ね合わせるように話し、客席に語りかけるようなこともします。
ここで道頓堀の歴史などを語り、場面の説明なども。

特別専科という独特なポジションの人の面白い使い方だなぁと思いました。

●高世さん・桐生さん・真麻さんを中心とした殺陣の場面。

3人がピンスポットを浴びてそれぞれに決めるのがかっこいい。
OSKのダンスのキレにはしびれます。

そこに斬りこんでくる敵役の人たち。
3人は襲われるんですが、舞台にはなぜか時代劇にはそぐわぬハットが。
それを手に踊り、討たれてハケると、シャツとパンツ姿に着替えて再登場。

いきなりタイムワープ。
この展開にはなかなかぶっとぶものがありますが、不思議と違和感はありませんでした。

これ、日本物のショーなの? とも思いましたが、「日本物とはこういうもの!」みたいな思い込みがなければ全く問題ないです。

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Posted by hanazononiyukigamau