4倍のサンドイッチ
VISAのみりおのインタビューが更新されてます。 →コレ
私は観ていませんが、東京国際フォーラム公演『Ernest in Love』の話。
貸切公演の日に、少しつまみ食いをするからキュウリサンドを一切れ追加して欲しいと、小道具さんに頼みました。そしたら、誰かのいたずらでしょうか、いつもの倍の量が用意されていました……。千秋楽では4倍で、お皿にてんこ盛り(笑)。食べ切らないと話が進まない設定だったので、2人でひたすら食べ続けて、指揮者の塩田先生にも食べていただいたり(笑)。食べる間、アドリブを入れながらどう間をもたせるか考えたり、どの辺りからどの台詞に入ろうとか、いつもより集中力が研ぎすまされていました。
4倍wwww
ジェンヌさんは、中でもトップさんらは激務だからたくさん食べて元気つけてね! という気配り……ではないんだろうな(笑)。
ただ、アドリブばかりが目立ってしまうと、いつもとは違うにぎやかなところだけに関心がいってしまい、台本に書かれていることを忠実に伝えられず、作品が浮ついてしまいます。初めてご覧になる方にもわかりやすく、台本の素晴らしさを素直にお伝えできるよう、私がしっかりやっていかないといけないという役目も感じました。
これはほんとにそう思う。
アドリブばかりが盛り上がると、内輪受け感が強くなって、あるとき不意に醒めたりするんだよね。
作品がしょーもなくて、アドリブその他で盛り上げるしかないようなときはいいんですが。
それでも「ヅカファン以外の、一見のお客さんにはこのネタわかるのかなぁ。自己満足や独りよがりに陥ってないかなぁ」と思ったり。
タカスペ2014の話。
公演のパロディコーナーも、大体どの曲を使うという土台はあるのですが、台詞や細かい流れは毎年自分たちで考えます。今回も、朝早くに集合してみんなで話し合って作戦を練り、帽子を探す「不思議の国の謙信」を作りました。上杉謙信から瞬時にトートに変わって台詞を言ったりもしたのですが、この2役は同じ髪型や格好でも意外と違和感がなかったりと、やっていておもしろかったです(笑)。
パロディコーナーってジェンヌさんたちが考えてたのか!
盛大な余興は、宴会でつちかわれたものだったのですね……。
皆さんと隣に並んで歌っていて、轟悠さんの揺るがない存在感や研ぎすまされた集中力、「タカラヅカスペシャル」の出演が最後となるちえさん(柚希礼音)、退団されたりかさん(凰稀かなめ)、ちぎさん(早霧せいな)、それぞれ空気の動かし方や目線の配り方が違い、とても勉強になりました。稽古に臨む一切妥協しない熱い姿勢など、学ぶことが多かったです。ちぎさんもトップとして初めての出演で、段取りを一緒にチェックしたりと、運命共同体のように面倒を見てくださりうれしかったです。残念ながら、まさきさん(龍 真咲)さんら月組は東京宝塚劇場からの中継で直接の共演はありませんでした。でも月組から組み替えしたゆうみちゃん(咲妃みゆ)もトップ娘役として初出演で、懸命に頑張っている姿を見て、私も頑張ろうと感じました。
ちぎとみりおの運命共同体を想像したらなんか可愛い。
ディスカッション
コメント一覧
このインタビューを読んで改めて、みりおくんって人格者だなとしみじみ思いました。
自分の組の生徒、上級生、他の組のこと、昔よく組んでた下級生、そして相手役のことを平等に慈しんでるなと。
頭の悪い私にはどう表現したらいいかわかりませんが本当に立派な人と感じずにはいられませんでした。
これだけ美しくて実力もあるのに傲慢にならないのはすごいです(゚Д゚)
美貌と人格すべてが皇太子っぽいですよね←?
>田中 さま
全方位気遣い! って感じですね。
宝塚のトップさんは人格者でないとつとまらないらしいので、きっとそれにふさわしい方なのでしょう。