『シアターガイド』2015年3月号

月組,雑誌・書籍

「だから明日も夢の国」があーさとまゆぽん。
仲良し同期。


「たまに舞台を楽しみすぎてしまって、あそこはもっと集中しておけばと後悔するタイプ」(朝美)、「そう見られないけど小心なほう」(輝月)と、対照的な個性に笑い合う。

なんかわかる気がする。

あーさのほうは『ルパン』新公が上手いのに手堅すぎて物足りなく感じた覚えがあるから、「楽しみすぎ」くらいなほうが観ていて面白いかも。
でもそういうほうに走ってばっかりでは役者としての成長につながらないおそれがあるから、あーさの後悔は正しいのだろうな。

まゆぽんのロミジュリの本公演と新公について。


「“学年が若いのに”とは言っていただきましたが、一人の役者としてどうだったかは分からない。新人公演ではベンヴォーリオ役をいただき、香盤を見て二人で親友役だと喜んでくれるあーさ(朝美)をよく覚えていて……。でも私は本公演の立場に追われて、きちんと向き合えたか自信がない。悔しさが残ります」

内省的。
好評だったヴェローナ大公すら、その評判には溺れないのね。
そして新公については「悔しさが残ります」と。

この悔しさがきっとまゆぽんを育てているのだろう。

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