『ファンシー・ガイ!』 感想・1

雪組

『ファンシー・ガイ!』 1月12日(月・祝)11時公演の感想。
観劇はこの1回のみなので、見逃しているところや記憶違い・勘違いなど多々あるかと思いますが……。

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開演時の幕は、ちぎたさんの過去の役の写真。
バドとか龍馬とかニジンスキーとか。

●噂には聞いていましたが、なんかアレなショーでした。
衣装の色彩がすさまじいのと、場面場面のつながりが悪いのか、盛り上がらないまま終わってしまいました。
たいてい「この場面は好きだった」と思うところがあるものですが、今回は「ここ好きー!」と思わないまま次のシーンに行ってしまうのよね。

もうちょっと、「ここをたっぷり…」とか、余情をもたせるように配分したら感動できたのかなぁ。

それでもあらかじめ評判を聞いて覚悟していたぶんだけ失望度合いも低くいられましたが、なんの予備知識もなく観たら怒りと脱力に支配されそうだ。

●プロローグの衣装がすさまじかった。
黄色に紫、トップコンビには赤も配して……なんなのこの色彩センス。
ここで「おおぅ……」となって、それが後を引いたかもしんない。

ちぎみゆのデュエットダンスで組子たちが帽子で自分をあおぐのは「ひゅー、お熱いねぇお二人さん、妬けるねー」なんでしょうか。
笑っていいですか。

●続く場面が「ファンシー・スパゲティ」。
女の子たちかわいい。
特にうきちゃんの可愛さは強烈ですなぁ。

カメラマン役の天月くんはちょっと目立つのでおいしい。

そこにうしくんから順番に男役スターさんたちがエルビス1~6として次々登場。
レザージャケットと頭頂部がくるくるしたリーゼントで、ぶっちゃけこれもなぁ……。
でも咲奈はわりと違和感ないと思った。
大ちゃんは大ちゃんなので面白かった。

ここで客席降りがありますが、私は2階席から観ていたので誰がどこに降りたかなどはろくに把握できず。
路線男役の客席降りなので普通なら嬉しい(羨ましい)んだけど、今回のビジュアルがビジュアルなので、さほど1階通路のお客さんを羨ましいとも思わずにすんだ。
もうちょっとかっこいい場面で降ろそうぜ、ミキティよ。

●「キャバレー~ベルリン~」の場面は、たしかだいもんが銀橋を渡るところからスタート。

私はだいもんがエロければそれでかなり満足できる人間だということを今回発見した。
評判がさんざんでも耐えられたのはそのおかげかもしんない。1回しか観てないけど。
ばんざい、だいもんのエロさ。

「30年代の退廃的なベルリンのキャバレー」というモチーフはなにかで観たなぁと既視感を覚えたが、基本的に嫌いじゃないので問題なし。
(あ、まっつのバウだな。あゆっちが赤いダルマを着てた……)

咲奈の女装あり。
悪くはないんだけどとりたてて見たいものでもないんだよなぁ……正直なところ。
スタイルはいいんだろうけれど、目をみはるほど美しいわけでもなく、「ぎゃー、ヲカマー!」なわけでもなく、「珍しいものを、ありがたやありがたやー」でもなく。
インパクト不足。

さらさの品定めしてます感がかっこいいです。
あ、今回のショーで一番好きだったのはさらさの品定め目線だったかもしんない。

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雪組

Posted by hanazononiyukigamau