星全ツ『風と共に去りぬ』感想・２
●礼くんのスカーレットはよかった。
歌も芝居も安定してる。ダンスももちろんうまい。
こういう小生意気な役は似合うわ。
めぐ会い２のルーチェ、ロスグロのパットと続いて、ほんとこういうのはいい。
芝居もよかったんだけど、フィナーレの「ナイトアンドデイ」が素晴らしかった。
小生意気な可愛さ炸裂。
ダンスもうまくてすごく生き生きしてた。
新公学年の若手男役の抜擢だけれど、彼女がスカーレットでよかった。
（そういや姉と話してたら「え、あの子まだ新公学年なの！？」とびっくりしてましたわ）
●で、対する主演のべにーさん。
残念ながらこちらはどうも……。
芝居はレット・バトラーという抑えた役だったからまだよかったんだけれど、「ナイトアンドデイ」の顔芸っぷりはもうどうしたらいいのか。
表情が美しくないと思うの。
べにーさんから次々繰り広げられる顔芸と、その隣で生き生きと魅力を炸裂させている礼くんを同時に見ながら、なぜか「礼くんえらいよな……」という気持ちになりました。
芝居もセリフ回しがとってもべにーさんだったなぁ……。
●アシュレのみつるは白くてかっこよくて素敵でした。
スカーレットが王子様のように理想を投影するのがわかる。
そして曇りなく過去を見続けている悲しさもよかった。
全ツのご当地アドリブ場面も担当していてお疲れ様です。
すごく面白かった。
「セントルイスブルース」の粋なところはさすがは元花男だなぁと。
●メラニーのはるこは天使。
可愛い。白い。芯が強い。
娘役としてのキャリアを積んだ彼女でこの役を見られて幸せ。
フィナーレの「タキシードジャンクション」で最後に現れたはるこの華やかさと美しさといったら。
短期でもいいから娘１にならないかなぁ、と今でも思っております。
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