『PUCK』感想・4
月組大劇場公演『PUCK(パック)/CRYSTAL TAKARAZUKA-イメージの結晶-』をダブル観劇してきました。
初日付近に観て以来ですから約1ヶ月ぶりです。
●今日の15時公演は大和証券グループ貸切。
私の今まで観た貸切公演とは客席の雰囲気が違いました。
VISAとかコーナンとかカミノモトとかの貸切だと、客席がちょっとうるさく、「ここはお宅の茶の間ですか」感があったり、箸が転がっても笑いそうなくらい反応が大きいんですが、今日の貸切はとにかく静か。
『PUCK』なのに、ほとんど笑わない。笑い声もごくおとなしい。
拍手もほとんど入らない。
ジェンヌさん、やりにくくないかしら……と不安になるほどでした。
幕間は新聞の株式欄を見ている人や、ビジネス書を読んでいる人、英語の電子書籍を読んでいる人などが散見されました。
パンフレットを読んでいる人はいましたが、ツイッターを投稿している人は回りにいませんでした。
なんなのこの客席。
私の知ってる大劇場と違う。
客席が笑おうと笑うまいと、『PUCK』はアドリブ祭りです。
・「恋の三色スミレ」を持ってパックがブランコに乗って出かける場面では、
まさ「三色スミレ大きすぎなーい?」
マギ「大は小を兼ねる!」
まさ?「大和証券!!」 (これを言ってたのはマギーさんだったかも)
マギ「拍手~!」
この貸切主催名の入れ方上手いなぁ。
・パックがウッドペッカーズをいじる場面
「大和証券のお客様に宝塚歌劇を紹介します」とパックが言い、『ベルサイユのばら』『ロミオとジュリエット』『風と共に去りぬ』を下手から順に指示。
ベルばらは歌から始まり(何の歌か忘れたけど、ご覧なさい♪だったか)、としとあーさで「今宵一夜」をしてました。
この2人、外見がけっこう似てるからちょっと面白かった。
他の公演を紹介してるときにふと見たらバスティーユもやってた。
ロミジュリはゆりやんとちなつだったっけな。
なんか戦ってたよ。
パックは「たくさん踊るんです」と。
風共はゆうきとからんだったっけな。くるみ割りやってましたわー。
来年2月にやるからよろしく、と宣伝までするパック。
・主催者関係では、グレイヴィル邸の広間でバリーだったかに「大和証券って知ってる?」とパックが問いかけてました。
・それ以外では、タイテーニアに首飾りを「安物だわ」と撥ねつけられたあと、こんなやりとりをしてました。
マギ「安物じゃない! めっちゃ高かった!」
まさ「でもセール品だったから」
マギ「それは言うな!」
●11時公演は通常の公演。
首飾りを「安物だわ」と撥ねつけられたあと、
マギ「安物じゃない! めっちゃ高かった!」
まさ「でも質屋で買ったから」
マギ「それは内緒だ」
タイテーニアのもとを訪れるときも
まさ「怒ったー?」
マギ「怒ったぞー」
などと、まぁ、いつものごとくいちゃついてましたね。
・ウッドペッカーズの場面は「ゾウさん」。
「スナウト(ゆりやん)が真ん中でー、ゾウのお母さん。回りは子供。
『ゾウさん、ゾウさん、お鼻が長いのよ、そうよ、ベビーも、父さんも、じいちゃんも、母さんも、長いのよ♪』」
みたいな替え歌。
途中で「つまんなーい。もっと面白くやって。えーと、お母さんが、子供たちを食べちゃう! ――あんまり面白くない。ではまた今度ー」と通常運転の無茶ぶりでした。
まさおは襲ったり食べたりネタが好きなのか。
・たしか11時公演だったと思うんですが、るうちゃんとみやちゃんのビリヤードが連続でかすりもせず(音は鳴る)、あげく球が跳ねて台から落ちるというアクシデントがありました。
さすがにダニー(みやるり)も笑っちゃってました。
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