大きな羽根に
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今回は『エリザベート』大劇場初日の前日～当日の話など。
フィナーレで大きな羽根を背負わせていただいて、改めて歴代すべてのトップの方々への尊敬の念があふれてきました。羽根だけでなく、知らないところでいろいろなものを背負ってくださっていたのだと思うと、感謝の気持ちでいっぱいでした。大階段から下りてきてスポットライトが当たった瞬間は、劇場中からの大きな拍手と温かな視線に包まれる感じでしたし、組子もみな満面の笑みを浮かべていて優しい空気があり、とてもうれしかったです。とにかく羽根を背負うからには、どんなに初めてでも不慣れな感じではなく、ぶれずにどっしりいたいなと思っていて、お腹にグッと力を入れていました。
羽根は実際に想像以上に重く、びっくりしました。朝起きたら肩だけでなく全身がガッチガチで痛くて、慣れる日が来るのだろうかとものすごく不安で……。数週間経ってようやく重さにも慣れてきて、ホッとしています。いつもトップの方々が羽根を背負って元気に大階段を下りてこられるのがうれしくて見守っていましたが、私ももっともっと背負いこなして、大きな羽根が似合う人になりたいと思います。
羽根を背負って、歴代トップさんへの尊敬の念があふれてきたというところがいいなぁ。
今日は東京公演初日ですね。
ムラの初日とはまた違った感慨があるでしょうか。
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