『愛の翼〜Aras Del Amore〜』感想・2

OSK

・ヒロインのセリーナ(マリアの姪)を演じた遥花さんは、「ヒロイン見習い中」な感じがしました。
全体的にもう少し情感や可憐さがほしい。
エミリオにワイン口移しのキスをされ、思わず平手打ちをする場面がイマイチだと感じました。
怒りなり、悲しみなり、「思わず手が出ちゃった」感なりがあればなぁ。

1か月ちょっとの公演期間で良い変化が起こりますように。

・穂香さんはセリーナ付の侍女・ドロータ。
「お嬢さま第一!」で動く笑わせる役どころです。
地元出身なのもあってのサービスかわからないけれど、いい役をもらったなぁ。

笑わせる役どころだけれど、残念ながらまだ本人の技量は追いついていない。
頑張って上手くなれー。
ダンスも他の人に比べて動きが重いなぁと感じるときがありました。
キャリアの差は大きいですね。こちらも頑張れー。

あと、ときおりドスを効かせた話し方をしていたけれど、喉を痛めませんように。

・和紗さんのフィオナは娘役らしい芝居。よかった。
ダンスがとても綺麗でした。
歌はそれなりだと思ったけれど、情感があって、芝居歌としてよかった。

・OSKのたけふ公演は、今までは「(大河ドラマと連動した)芝居→トーク→洋物レビュー」あるいは「和物ショー→トーク→洋物ショー」という
繋ぎを挟んだ2本立てが基本路線でした。
今年は繋ぎのトークなしの、芝居とオマケ的なショーという構成でした。

トークがないのはちょっとさみしい。
あの客席コミュニケーションはけっこう好きだったのよー。
ああいうほのぼの加減がたけふ公演っぽい気もするし。

エミリオがマリアの頼みを受けたところでそのままラインダンスに突入したのはびっくりしたぜ……。
民衆の前でエミリオが話すのはナシか。

で、「ああここからはフィナーレなのね」と思いきや、途中のダンスシーンではエミリオとセリーナが役を引きずってたり、パレードではセリーナがウェディングドレスで出てきたり、マリアが「結婚を許可する」と言ったりでびっくりしました。
あ、終わってなかったんだ的な。
いや、まぁ別にいいんだけど。

・ネタ的なところ以外で一番つっこみたかったのはセリーナのドレスです。
ピンクのふりっふりで街を歩くのはいいとして、マリア王妃に拝謁するために着替えたドレスが微妙。(ピンクと黒のマーメイドドレスだったかな)
そのドレスよりは最初から着てたピンクのフリフリのほうがそれっぽいのでは。

・トーク(ここで例年は劇団員さんが客席に下りてくる)がなくなったけれど、途中で歌&ダンスをしながらの客席降りはありましたね。
いっしょに行ったNさんが虹架さんにがっつりつかまれてました。
面白かった(笑)。

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Posted by hanazononiyukigamau