『ルパン』新公感想・2

『ルパン』新人公演の感想の続き。
多少のネタバレは入るので注意。

●みくは、本公演が部分休演というか部分出演というか……なので、きちんと出てきてくれたことがまず嬉しい。
新公の長としてご挨拶もしてましたね。

彼女の乳母(ビクトワール・エルヌモン)はなかなか良かったんだけど、どうしても本公演のナガさんと比べてしまうので……。
ぶっきらぼうでありつつものすごい包容力があるナガさんと比べて、普通に優しそうな乳母でした。

●ドナルド・ドースン役の蓮くんは、神経質そうな役作り。きっちりとイギリス人らしいイメージ。
メガネでヒゲなしです。

97期生、まだ研3なのね。抜擢に応えました。

蓮くんのドースンはなんだか人材マニアっぽかったです。
どんだけルパンを欲しがってるんだよっていう。
ルパンを英国諜報部へ誘うくだりでは「この関係性はBLくさいな…」としょうもないことを考えてました、すいません。
本公演では思ったことないんだけど。

●星那くんのウィリアム・ロッジはカーラの取り巻きの中では唯一しどころのない役。
だけど、彼は原作同様、ドナルド・ドースンの一味に見えました。
つまり黒幕ね。
別にそういう演出があるわけじゃないんだけど顔が悪そうなんだよ。

星那ロッジは蓮ドースンを実行部隊に仕立て上げ、裏で綿密に計画を練ってるんだと思います。
蓮ドースンはやることも結果も同じだからどっちが考えようがどっちが実動しようがどうでもいいと思ってる、そういう関係だと想像しました。

●変なツボを衝いてくれたのはトニー・カーベット役のジョー。
彼のカーベットはそこはかとなく善人くさいというか妙にピュアなんである。

彼にかかると、

・カーラを手に入れるために一生懸命努力し勉強したえらい人
・おバカを一人前にしてくれるいい人
・目的と手段はどうあれ、人質をおいしいご飯ととっておきのワインでもてなそうとするいい人

に見えるのでした。

狂ってる感じじゃなくて、単に不器用な人にみえた。
「引っ掻かれるより、冷たいままのほうがマシだな」(セリフうろおぼえ)も、カーラに拒否されたあげくの精一杯の強がりというか……。
かわいそうな人でした。

トート閣下みたいなメイクは似合ってなかったです。
その残念さがまた、カーベットをおまぬけないい人に見せていたのかもしれません。

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