『W.M.W』感想・3

この公演はテンポがよくて生田センセイらしい舞台転換も随所になされていて、観ていてストレスがあまりない作品です。
でも違和感をおぼえるところはありました。

簡単に言えば、「悪ノリしすぎ」。

面白いと思うことをぜんぶとにかくぶちこんで、趣味全開、自分が観たい場面とステキなセリフ(笑)も前面に出す。

楽しいことは楽しいんだけど、サイトーくんの作品を観ているような気持ちになったところがあるんだよね。
あと登場人物がマンガ的に「キャラ」で、設定てんこもりなくせに妙に書き込みが甘いというか裏づけが浅いというか……な印象を受けるところ。
映像も楽しいけれど、使いすぎて邪魔。

それとヒロインたち女性の役はけっこう大野くん作品の女性みたいだったなぁ。
ツンデレで、勝気で、キャンキャンしゃべって仕事して、基本的にあんまり可憐じゃないあたりが。
あんまり男に頼んないよね。

と、別演出家2人の作品を思い起こし、ついでに基本的には「小池さんの弟子」というイメージを持ってるもので、生田センセイってどういう人なんだ……? とわけわかんなくなりました。
キメラみたいでなぁ。

――ヒロイン格の娘役さんたちについての感想。

賞金稼ぎのエマを演じた花乃さんは思い切りのいい演技。
歌も芝居もいいと思う。

ただ、もう好みの問題なんだろうが立派なアゴが気になって気になって……。
それがエマの勝気さや鼻っ柱の強さをあらわしてる気もするけれど、どうにも「宝塚のヒロイン」的な顔ではないな、と。
今回はまぁ役が役なのでいいとして、それ以外のいかにも宝塚な役をやるには不利そうだわ。

ただし、彼女に関してはまず96期生だということでどうにも最初から印象が悪いので(いまだに引きずってるのである)、そういうのがなければどう感じてたかはわかんないです。

仙名ちゃんからアクを抜いたような感じを受けました。

ベンジャミンの恋人役のマティルダはタラ。
上級生だけあって年の功というか、強さも可憐さもある。

抜擢を受けたのはベンジャミンの病弱な妹・アンジェラを演じた遥羽さん。
98期生だと?! 研2だぞ。
若っっ。

現在、期の全体成績で2番という優秀さ。
可憐でありつつ、エマやジェシカ(瀬音さん)に堂々とわたりあう芯の強さ(笑)を見せる。
かわいいけどなにげに変キャラである。
芝居、よかったです。

そしてこの子、顔小さくて華奢ぁぁぁぁ!! 
美貌とかじゃないけどなんかかわいい。
顔はわりと角ばってるんだけど舞台でかわいく見える。
(ただし今回の役や髪型に限定されてるのかもしれん……プログラムのスチールはイケてないので、ほかにも観てみないと)

アンジェラという役がベタすぎるほど「かわいい女の子」な役ではあるのだが、上の2人があんまりヒロインっぽくないので、余計に彼女のヒロインっぽさが際立ったのであった。

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