星大劇版ロミジュリ感想・2

2020-12-14星組公演感想,星組

ちえねねには再演になるロミジュリです。

●ねねちゃんジュリエットは初演のような24歳OL感はなくなってました。
よかったー。

ねねちゃん的キャピキャピはかわいいっちゃかわいいんだけど、ときどきやりすぎになるし、年齢サバよんでます感が出てくるのでなぁ……。
なので抑えられてるとありがたいのです。
好みの問題でしょうが。

しかしバルコニーの場面は全力で「恋する乙女!」してましたね。
相手が敵対するモンタギュー一族の跡取りだと知らないわけじゃないけど、それよりも恋の喜びが勝つ。
一人妄想爆走中です。
なんかもういっちゃってます。
他のジュリエットに比べて悩み少なそうです。

「どうやってここへ、見つかったら殺される」のくだりはロミオの命を真剣に案じているというよりも、「ここまでしちゃう恋って素敵!」な感じを受けましたよ。
ああ、なんだかとってもスィーツ。

対するロミオはロミオで「恋の翼に乗って」というのがなぜか少年マンガっぽい。
ちえロミオの恋の翼は筋斗雲のかたちをしていそうです。

●恋の幸せは長くは続かない。
ロミオの追放が決まる。

この場面の「僕は怖い」と教会の流れは、ロミオが子供に帰ったような感じを受けました。
「恐れていた運命を招いてしまった」とか「自分の内面の闇をみてしまった」とかいうのではなく、ただ純粋に「イヤなことが起きた!」と。
ジュリエットと離れなくてはならないから。

なまじ外見が大人っぽくて、しかもベン・マーとの並びではお兄さんぽかっただけに違和感。
でもこれが恋のなせるわざなのか、あるいは役の設定年齢を思えば正解なのか。

●天国でのデュエットダンスはこれまたとってもちえねねでした。
ロミオがキスしようとするのをジュリエットが手で阻んだり、「捕まえてごらんなさーい」的に逃げたくせにふと不安になってるジュリエットとか、それを後ろから抱き締めるロミオと簡単に笑顔になるジュリエット、そしてほっぺたにちゅーするジュリエット……。

とってもバカップルでした。

ゆがみなくちえねねです。
振り付けは二人でやったと言われたほうが納得します。

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