ルパン原作本を読んだんだ・1

月組

次回月組大劇場公演『アルセーヌ・ルパン(仮題)』の原作本「ルパン、最後の恋(ハヤカワ・ミステリ刊)」を読みましたよ。

なんか、あっさりしてます……。
けっこう大味?
ミステリーとか推理小説に詳しいわけではないのですが、緻密なトリックとか伏線とかあんまりないのね。
そのぶん「ええっ、この人が真犯人?!」みたいな驚きも薄いです。

それに「それ盗まなきゃいけないものなの?」みたいなものもあってなー。
このよくわかんない感じが推理小説的なドキドキ感につながりにくいのだと思う。

最初の印象は「ハーレクイン?」でした。
そんなにエロいシーンが盛りだくさんというわけではないんだけど(笑)。

あと、前半のイメージはサイトーくんとかキムシンとかだったので(そういやキムシンも明智やってたなー)、「これをどうやってハリーが料理するんだ?」と疑問符がついて回りました。
最後のほうは大丈夫なんだけど。

以下、登場人物に関して。
ネタバレ(犯人とか)が入るのでご注意。


★くどいようですが、ネタバレ注意★

◆ご先祖さんの時代◆

●ルパン将軍――アルセーヌ・ルパンの祖先。ナポレオンに仕える。

●モンカルメ伯爵夫人――ルパン将軍のいとこ。赤味がかった栗色の髪の大柄な美人。イギリス国王の愛人でもあるが、ルパン将軍の妻になる。

●ナポレオン――いわずとしれたフランスの皇帝。

●バラバス大佐――ルパン将軍の友人。

●マルモン――モンカルメ夫人の愛人。

モンカルメ夫人が持っていた「モンカルメ家の『理(ことわり)の書』」が物語に関わってきます。
英語版にはジャンヌ・ダルクの告白部分があるので。
(でもこの本が争奪戦になる理由がいまいちよくわかんない…)

モンカルメ夫人はモテモテです。
ナポレオンも彼女を狙っていますが、ルパン将軍が作戦実行中に押し倒して、我がものとしています(笑)。
しょっぱなからそういうノリです。

キャスティングはみくちゃんがいいなぁ。
あるいはちなつはんの女装(笑)。

◆ルパンとコラの時代◆

●コラ――金髪・長身・緑の目の美女。22歳。既成観念にとらわれない新しい物の考え方をする。
レルヌ大公に育てられるが、実はハリントン卿の息子の子。
活発で、明るい性格。愛の告白も自分からしますよ。

言うまでもなくちゃぴの役ですね。

●レルヌ大公――コラの父。こちらも先進的な物の考え方をし、娘のコラにもそのような教育をしました。
物語のはじめに自死しますが、遺書にルパンのことを書き残します。

☆以下4人が「コラの四銃士」。コラの友人です。☆

舞台はパリですが、4人はロンドンで知り合った人々です。(みな住まいはパリで、コラたちとほぼ同じ敷地に住んでいます)

●アンドレ・ド・サヴリー――アルセーヌ・ルパン。40歳。(ただし計算上はもっと上では? 的なことが巻末に書かれてましたが…)
教師とかいろいろやってます。

言うまでもなくまさおの役ですね。

いっぱい悩んでます。
コラに愛を告げられても「こんな(怪盗やってる上におじさんである)私とコラが一緒になっていいわけがないんだ!」と頑なに拒否してます。
好きなくせにー。

まさおの演技が楽しみです(笑)。

●ヘアフォール伯爵――ハリントン卿の友人で、コラの出生の秘密を知る。
落ち着いた優しい人という印象。
中盤以降、目立った出番はないかも。

●ドナルド・ドースン――考古学に詳しい。
実はイギリスの諜報部長で、この人が真犯人です。

●ウィリアム・ロッジ――ドナルド・ドースンとよく2人づれで出かける人。
実はドースンの秘書で、もちろん犯人の一味です。

長くなるので一旦切ります。

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Posted by hanazononiyukigamau