夜なべ
しょうもない話を書きます。
ほんとしょうもないです。
――ピノコの、「ぱんつ」と叫びしがゆえに、みだりなる思いのいづかたとなく湧きいでて、去りがたくて書く。
まっつや手塚御大には大変申し訳ない。
腐ってはいないけど、下においておきます。
ただの思いつき、妄想です。
旅行に行くと決まったピノコが「ぱんつ、ぱんつ」と叫ぶ。
ふと思った。
BJはピノコのぱんつをどうしたのだ?
普通に考えて「五条ミナだろ」。
きゃびぃ演じる看護師・五条ミナ女史が用意してくれたに違いない。
が。
もし何らかの理由で彼女が入手してくれていなかったとしたら――?
(時間的都合とか、一時的な仲違いとか)
――BJが子供用の下着売り場に行く。
あの眼光鋭くて異風のBJがだ。
デパートですか? ショッピングセンターですか?
私はそのときの売り場担当者になりたくないぞ。
ただ女児用の下着を買うだけ。
それなのに、なんだか犯罪の匂いが漂う。
店員や買い物客の一歩引いた空気、意味ありげに交わされる視線。
(ああ、腹立たしい)
実際に買いには行かなかった。
想像しただけでムカっ腹がたって買い物に行く気が失せた彼はこう思うのだ。
(私は天才外科医。縫合のプロだ!)
決然として針と糸を手にする。
素材はガーゼやシーツを使用すれば充分だろう。
縫いながら、女児の下着はこんな形でよかっただろうか? という疑問もわき起こるが、どうにかこうにか作っていく。
彼が人体に詳しいからといってその外側に詳しいとは限らない。
前方に窓はいらなかったよな? と確認したいが、そのために山野に電話をするのは不愉快だ。
時は深更。
1人で作業に打ち込んでいると、昔のことを思い出す。
(本間さんがー夜なべーをしてー俺の顔縫ってくれたー)
BJの頬に涙が光った。
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