いまっちコン感想・5
レポっぽいものの続き。
ちょっと時間が経ったので記憶があやふやですが…。
●再度、真瀬登場。
お着替えが終了し、ギリシャ神話の女神っぽい、裾が床に着くほどの長い白ドレスでやってきました。
髪はおろしてます。
聖子ちゃんの「瑠璃色の地球」を歌う。
●そのあと、客席おりでドリカムの「My time to shine」。
近くでみたら背中がきらきら光ってました。
ラメのパウダーとかをはたいてるのかな?
●いまっちは一旦ハケて、再度登場。
ここで、あらかじめ客席に用意されていたペンライトを客席が振る。
暗闇の中に青い光が浮かび上がる。
いまっちは本気で驚いた顔をして、泣きが入った顔になり、それでも歌のスタンバイをする。
うしろを向けば、バンドメンバーまで青のペンライトを持っていて、それにも笑うやら泣くやら…。
アンコール曲は『モーツァルト!』から「僕こそミュージック」。
静かに目を閉じて、泣き顔を「歌手」の顔に直して、歌へと入っていく。
彼女が物語に入ることで、こちらもそのミュージカル世界へといざなわれていく。
この状況で、仮に彼女の歌がどんなにグダグダであろうとも、私含めその場のお客さんは間違いなく感動したと思うんだけど、そういうある種の「甘え」はきっと嫌なんだろうな。
素の泣き顔から歌う顔へ切りかえようとする姿に、「職業=歌手」であろうとするストイックさを感じました。
『かくあらねばならない。』
『かくありたい。』
――今田さんという人のことをそれほど知ってるわけじゃないんですが(なんせ会にも入ってなかったし)、自分がどういうふうにありたいか、どうなりたいか、そのためにはどうするべきかということをつきつめていく人で、だからこそ今年、誰しもに惜しまれる状況で早すぎる決断を下したのかな、と勝手な想像をしました。
宝塚に、心ゆくまでずっと在団することもできた人でしょうから。
その、「自分がどうありたいか」の一端がここで見られた歌への姿勢かと思います。
でも、その場にあるのはもちろんそれだけじゃない。
歌と、状況と、会場にあふれる光と、客席の感情と――あらゆるものが溶け合って、奇跡的な時間の訪れを感じました。
歌い終わってからだったか、客席からの「大好き」という声に対して「こっちが好きだよ」と返したり、「泣かすなよ、もう」と言ったり。
かなりいっぱいいっぱいな感じで、それがこちらにも伝わってきて、胸が熱くなりました。
いまっちへの私の基本イメージは「できすぎて怖い人」なんですが、それだけにこういうふうに感情があふれかえってる姿をみるとどうしていいかわかんなくなります…。
ああ、人の子だったんだ、みたいな……。
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