『琥珀色の雨にぬれて』感想・3
●ちえとまさこのバランスがすごくいい。
体格と力量と発するオーラのバランスがよくて、この2人が並んでいい女を争っているのは観ていて楽しくなるよ。
男っぽくて胸騒ぎのする同期並びだ。
●まさこのルイはかっこよかった。
隙のないジゴロで、体格と顔のよさにしびれ、色気のあるさまにやられ…。
抜け目なさや賢さ、ふてぶてしさにしたたかさを感じさせながらちゃんと品がある。だから女たちは放っておかないんだけど。
そんな彼もファム・ファタルのシャロンのために一時は人生を棒に振る。
けれど1年経って戻ってくる。
このときの自分を育ててくれたエヴァとシャルルに礼と詫びを入れる、その姿のかっこよさったらなかった。
女をたらす軟派なところだけじゃなく、きちんと筋を入れる硬派なところがいいんだよなぁ。
●ちえのお姉さん役が柚長。
いったい何歳差の姉弟なんだろう…というどうでもいいことが気になってしまった。
●かあたんとマキちゃんの歌は堪能した。
かあたんはマダムのエヴァ役で、こういう役が違和感なくハマる。
しかし、このマダムの相手・シャルルがしーらんというのはちょっとピンとこなかった。
しーらんが元ジゴロで、現在はジゴロの元締めをしてる花屋なのはまぁいいとしても、なんとなく釣り合いがとれない。
かあたんに迫力がありすぎるのかね。(マダムとしてはそれがいいんだけどさ)
●パトロンの銀行家・ボーモン伯爵は十碧くん。姿がよかった。
主な配役のところに名前があるのにびっくりしたよ。
でもスチールは普通のなんだよね…。
(もっと下級生の麻央くん・礼くんのほうが扱いが大きい)
バランスをとったのか?
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