『ジャン・ルイ・ファージョン』感想・3
●シュウ=汐月演じる検事(=ギョーム・ブリュノー)はビジュアルがかっこよかった。
スカピンのショーヴランみたい。
黒く眼光鋭くつくってるのが役にはまってる。
この人の中身はかわいいもの大好きな乙女だと思うと楽しくて仕方ない。
●劇場内に香水の香りが広がっていていい匂いだった。
プレゼントされるとか言っていた試香紙(?)はなかったけど(行ったのが遅かったからなくなったのかな)、「ポストカードに香りづけできますよー」みたいなことをプログラム売場でやってたもよう。
●最後に登場人物らのその後が背景に写し出されてたんだけど、下手前方席からはほとんど読めなかったぞ。
読めなくても差し障りはないはずだけど、とはいえ読めないと気になるわ。
●マイケルがルイ16世。
ちっさっっ。
わざと小さく作ってる? と思うほどに小さくみえた。
体格の小柄さと、身内にバカにされても耐えてるだけの小物っぷりがリンクしていた。
ていうか、マイケルの舞台イメージからはけっこうかけ離れてる役だったので、そのあたりも面白く観た。
逃亡の際に護衛のフェルゼン(=真風)を帰すのは、あえて死にたかったのかな。
王妃と相愛のフェルゼンを目の当たりにするよりは、王妃との死を選ぶことがかすかな矜持だったのだろうか…。
王妃の運命を自らの手にかけることで、周囲を見返してやろうという破滅型の愛。
彼の境遇を思えば、そのいびつさに心が揺れ動く。
切なくなった。
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