『銀河英雄伝説@TAKARAZUKA』感想・2

2022-10-15宙組

ともちんの、オーベルシュタインさんのお話。
どうしても腐った方面の話になってしまうので苦手な方はご注意を。

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ともちんのオーベルシュタインは、底冷えするような冷たさはなかった。
やっぱり体温高め。

長身のトップ・テル様よりまださらに背が高いので、それを生かしてましたね。
腐的な意味で(笑)。

オープニングの歴史解説はさておき、オーベルシュタインがラインハルトの前にはじめて現れるシーン。

椅子に座るラインハルトを後ろから手を這わせたり、ラインハルトの手に顔を寄せたり、逃げようとするラインハルトのマントをたぐって引き寄せたり、後ろから抱きすくめるようにしたり。
えええええええええ狙いすぎじゃねっっ。

どうでもいいことですが、マントをたぐってラインハルトを引き寄せる姿は、平安時代を舞台にした物語で、逃れようとする姫君の髪をつかんで逃がすまいとする男君の姿のようだと思いましたよ。

でも一番問題だと思ったのは、ロイエンタールたちが「出撃前夜に誰と夜を過ごすのか」と歌いそれぞれの恋人などと会っているとき、ラインハルトがオーベルシュタインと飲みながらチェスをしてることだと思います。
出撃前夜…大事な人とすごす出撃前夜……。

そこにヒルダがやってくるんだけど、オーベルシュタインが「マリーンドルフ家のお姫様は(酒は)お強いのかな」と聞くのは、「酒も飲めないようなガキは帰れ」と暗に言ってるのではないかと。
でもヒルダはラインハルトが打った手を「違います、これはここに」と直しチェックメイト。
これはようするに「あんたには負けないし、ラインハルト様の手綱を握るのは私よ」宣言ですね。怖。

もちろん、宝塚版オーベルシュタインがほんとにゲイ設定なのかどうかはわからないんですが、まぁ小池さんだし、わかってやってるよね。
でないとあんなマントプレイを駆使したダンスにならないよね。

でもともちんはところどころギャグが入るんですよね。
チェックメイトをされての「しまった」がなぜか笑える。
笑いどころかどうかわからないのに笑えるのは、『逆転裁判2』のマイルズ=エッジワースのようです。
オーベルシュタインはホモっ気を足したエッジワースみたいな感じです。

ついでにいうと、腐的な方面での能力発揮具合は『ヴァレンチノ』でのジャック・デ・ソウルを思い出しました。
そういやこれも小池さんだったな。

考えは冷血なんだけど妙にあったかくて、ラインハルトを愛しすぎの執着しすぎ。
ラインハルトがアンスバッハに暗殺されそうになったときは、身を挺して守ってます。大きな体がいかんなく生かされてます。
(もちろん凶弾に倒れたのはキルヒアイスですが)

ラインハルトはヒロインのヒルダにもキルヒアイスにもオーベルシュタインにも愛されてましたね。
こういうのは四角関係とは言わんのだろうな。総受け…?

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